たかひら正明と見つめる岸和田

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民地だから手を出せない BY永野(維新)市長 だが、神戸での広島でも民地の土砂を市が排出してます。

改めて言っておきたい。
 
活論:
民地だから手をつけられないとして、土砂崩れになりそうなまま放置している大澤町、岸和田カントリークラブ内矢野繁和氏所有地に土砂ダムなどを整備したり、土砂の排出をしないのは、永野耕平(維新)市長を含め、永野家と矢野氏=岸和田土建業界のドンたるヤノコーポレーションが、ズブズブの関係であるからだろ!
 
「できない」とする法的な理由ってなんだ?
政治判断で行うことは可能だ。
 
行政代執行法第3条3項
非常の場合又は危険切迫の場合において、当該行為の急速な実施について緊急の必要があり、前2項に規定する手続をとる暇がないときは、その手続を経ないで代執行をすることができる。
 
やらない理由などない。
市民の生命よりも、永野家伝統の矢野拝みを重視しているだけだ。
しかも永野耕平氏は、市長として、中核市を決断し、将来の岸和田市民をどん底に叩き落しておきながら、自身は国会議員へと転出する踏み台として岸和田市を使う算段なのだから。
 
先日泥かきに行った神戸市灘区篠原台では、泥で埋まった私道を復旧すべく、神戸市から発注を受けた建設屋が重機を動かしていた。
 
もう一度書く。
神戸市は、民地である私道の泥の除去を行っている。 
 
民地でも市が積極的に介入して復旧にあたっている神戸市や広島市での役場の言い分は、交通が遮断されるだけでなく、この泥も次にまた土砂崩れがあれば流れてしまうというのが理由だろう。
大澤町では命の危険があるから、山肌に残った土砂を撤去せよと住民は要求している。
 
それに対する永野市長の返答は、「民地なので、知らんがな」&「再度崩れたら、また土砂を川からかき出す」。
何人の命が失われ、何遍家や工場が水に浸かり、莫大な損失を出せというのか?
 
どこに違いがあろうか?
 
そして、広島でも民有地内の土砂撤去をやっています。
より
民有地内の堆積土砂等の撤去について、次のとおり対応します。

1 基本方針
  今回の災害により、土石流や大規模な河川の氾濫により流れ出た流木や岩石が混じった土砂等が堆積している地区については、民有地内の土砂等であって も市で撤去します。

   その他の地区であっても、高齢者、障害者の方で、自力での撤去が困難な方については、区役所や各避難所に設置している被災者支援総合窓口にお申し出いただければ、本市において対応します。

   そのほか、自宅の出入り口の確保等のために、緊急に土砂等を撤去する必要がある場合にも、相談に応じます。

   なお、ボランティアの皆様や、地元で協働して土砂等を撤去される場合は、集められた土砂等は、前面道路に出しておいていただければ、本市で撤去します。

   また、宅地と農地が混在し、撤去作業を一括して行う方が迅速に対応できる場合は、農地内の土砂等についても同様に撤去します。
(引用ここまで)
 
岸和田市のような市民軽視な対応を取る自治体など他にあるのかと思っていると、愛媛県松山市もそのようだ。
 
田渕紀子 Noriko 松山市
7.19 0:21
墓地の約半分にも上る墓が流れてしまった、
高浜の墓地は、市営ではなく、住民管理の墓地。
 
いわば私有地だ。
そのことを理由に、「土砂や根こそぎ倒れてきた大木の撤去をする責任は市にはない!」と言い切っていた、災害当初のころの保健所だったが、実は、ずいぶん前から、墓地の寄付採納を認めていない。
 
つまり、住民で管理するのが大変な土地を、市に寄付して、以後、市が管理する「寄付採納制度」の適用から、「共同墓地」を松山市は外しているのだ。
 
高齢化も進み、住民が十分管理してゆけない土地の管理を、住民だけに押し付けているうえ、
これほどの大災害の後の、墓石や遺骨、骨壺の掘り出しを、自分たちでしろと!
 
これには、毎日毎日、さんざん抗議した。
 
他市では、
昔から住民が管理する公共性のある土地で、所有者を個人名儀にして置くと将来問題になるおそれのある土地(共同墓地など)」は当然、寄附受納する事務に入っているではないか。
 
本当は、お盆までには解決しておきたかった、この課題。
 
保健所の生活衛生課のみならず、松山市の保健福祉部や都市整備部にも、いま、一緒に考えてもらっている。
墓地に溜まっている土砂が再び流れるという二次災害を防ぐため、
また、
今後、同様な被害を受ける自治体が、「墓の復旧」という負の遺産を抱えることの無いよう、台風シーズン前には、結論を出してほしい。