たかひら正明と見つめる岸和田

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昔より今は暑く、環境省指針でも岸和田市の幼小中学校はOUT!

エアコンのない教室がいかに危険か、わかってない人からコメントが来たので、お伝えする。

でも書いたが、岸和田市のエアコンを目の前にして、スイッチを入れない状態がいかに危険か、「俺らも昔は我慢したんやから、今の子どもも我慢せぇ!」との意見を持つ人に説明しておく。

 

より
―― 実際に日本の気温は昔に比べて上がっているのでしょうか。
日本気象協会はい。気象庁が2018年6月26日に公開した「ヒートアイランド監視報告2017」によると、東京ではこの100年間の間に年間での平均気温が3.2度上がっています。特に上がっているのが最低気温の4.4度。最高気温は1.7度上がっています。
 
―― 気温の上昇について「エアコン設置家庭の増加によるによる排熱が原因ではないか」という意見がありますがその影響は実際にありますか。
日本気象協会ヒートアイランド監視報告2017」では、気温上昇の理由について「人工排熱」も上げられています。しかし、家庭のエアコンによる影響よりも、工場などの産業活動、自動車の存在などの方が大きいと考えられます。
 また、都市化によりコンクリートの建造物やアスファルトの地面が増えましたが、これらは温まりやすく冷めにくい特色を持つため夜になっても気温が落ちず、熱帯夜を引き起こす原因となっています。さらに、植物が減ったことにより、葉っぱが起こす「蒸散」(植物体内の水分が水蒸気になって外に発散すること)による気化熱も減りました。
 これら、都市化による気温の上昇を「ヒートアイランド現象」と呼びます。
(引用ここまで)
 
 
昔より、断然今のほうが暑いと日本気象協会も言ってますね。
 
そして、学校でエアコンをつけない危険については、環境省の指針に照らし合わせればわかります。
 
私なら、9月議会で「この指針に照らし合わせても危険な状態が、授業中やクラブ活動中にあったのではないか?
文科省も『学校環境衛生基準』において、教室等の温度に係る基準として、10℃以上、30℃以下であることが望ましいと示しているが、これとの教室温度の乖離と、基準に適合していない過酷な状況でもスイッチを入れなかった合理的理由は何か?
体調を崩す子どもが出てきた時にも、スイッチを入れることはなかったのか?
子どもを危険に晒したと記者会見せざるを得なくなる状況になっても、スイッチをいれることはない姿勢を貫き通すのか?
子どもの命よりも大切な『エアコンスイッチいれない理由』とは具体的には何で、その重要性について、具体的に医学や法律等の根拠をもって説明されたい」
と迫りますがね。
 
 
以下の環境省基準によっても、「安静にして、涼しい場所に移動せよ」とされている環境下で、子どもたちは熱中症の危機にさらされながら過ごしていた事を、再度確認しておきます。
 
 
より
・暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
 
・暑さ指数の使い方
暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本体育協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。
 
 
 
・日常生活に関する指針
温度基準(WBGT)     注意すべき生活活動の目安     注意事項

危険
(31℃以上)     すべての生活活動でおこる危険性    
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒
(28~31℃※)     外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

警戒
(25~28℃※)     中等度以上の生活活動でおこる危険性    
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。

注意
(25℃未満)     強い生活活動でおこる危険性    
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。
 
 
・運動に関する指針
気温(参考)     暑さ指数(WBGT)     熱中症予防運動指針

35℃以上     31℃以上     運動は原則中止    
WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。

31~35℃     28~31℃     厳重警戒 (激しい運動は中止)    
WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。
体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。

28~31℃     25~28℃     警戒 (積極的に休息)    
WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。

24~28℃     21~25℃     注意 (積極的に水分補給)    
WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

24℃未満     21℃未満     ほぼ安全 (適宜水分補給)    
WBGT21℃未満では、通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。