たかひら正明と見つめる岸和田

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台風24号、田辺上陸で、羹に膾を吹く関空。 正しい対応だが。

20時頃、田辺に台風は上陸し、21号ほどの被害はないようである。

 

9月4日、関空に閉じ込められた私は、以下のようにレポートした。

 

関空からやっと脱出してきたら、現場を見もしない安倍首相が、災害をなめたデマを発表していた。

関空脱出、日本人に安倍ちゃんは冷たく、中国人は国家が救出

 

今回、関空は15時より閉鎖とし、鉄道・連絡橋も通行止め、航空会社も離着陸を停止した。

ターミナルビルは、土のうで取り囲まれた。

当たり前の対応である。

 

さて、神谷ネタで遅くなったが、関空閉鎖ネタをこの機会に再度書いておきたい。

 

関空“再開”を始めに発表したのは安倍ちゃんだ。
8時半。
その後松井府知事が9時に官邸で発表。
現場の山谷佳之関西エアポート社長が発表したのは、11時頃であった。
 
現場を見たら、こんなデマを吐けるはずもない。
関空国内線、あす中に再開=安倍首相が明言:時事ドットコム
2018/09/06-10:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018090600358&g=oeq
 
現場に行きもしないで、現場よりも復旧具合がわかるような超能力が安倍ちゃんにあるのならば、千歳も含めて、関西3空港の管理はオリックスとフランスのゼネコンであるヴァンシの関連会社ヴァンシ・エアポートとの合弁会社でなく、安倍ちゃんがやれば良い。
 
責任者である取締役の業務は全て自分だけできるだろうから、首相など足元にも及ばない報酬が手元に残るだろう。
 
もちろん、安倍ちゃんが超能力者であるはずがない。
弱者に忖度を強いる卑怯者ではあろうがね。
 
こんなカラクリがあったと公表されている。
関空復旧で国が運営会社“見切り”が1位 先週の注目記事18年9月2日-8日  @Aviation_Wire
By Tadayuki YOSHIKAWA 2018年9月9日 08:55 JST
https://www.aviationwire.jp/archives/155300
より
弊紙の取材によると、当初KAPが航空各社に説明していた再開予定は、1週間後の11日あたりでした。
しかし、安倍晋三首相が6日午前、政府が開いた非常災害対策本部の会合で、関空の国内線7日再開に言及。
裏側を探っていくと、対策プランが今後のスケジュールと密接につながっているだけではなく、国としてKAP経営陣のスピード感では限界があると、早期に“見切り”をつけていたことがわかりました。
 
なんぼ山谷社長が、安倍奴隷のオリエント・リース(現オリックス)出身だからと言って、どこまで首突っ込んどんねん!
 
では、関空も安倍奴隷となるしかない事情が書かれる。
 

 関空が、オリックスヴァンシのコンソーシアム(共同事業体)に決まったのは、実は1社入札だったからだ。事前に様々な会社が検討していたが、いずれも、リスクが大きすぎるとして、途中で尻込みして、彼らは手を下げた。ところが、オリックスヴァンシは「後発組」だったがゆえ、リスクをあまり考慮せずにこの話に飛びついたということだろう。

 

 そんな会社が、はたして空港を運営できるのかという懸念は当初から囁かれていた。実際、インフラの運営というのは、安全性があって初めて成り立つものだ。金融マンが一朝一夕に身につけられるものではない。

 

 もちろん、実際に運営するのは現場のプロパーであって、経営陣が素人でも関係がないという意見もあるかもしれない。たしかに、オリックスヴァンシが経営する関西エアポートには、当初、新関西国際空港の従業員たちが転籍してスタート。多くの空港プロパーがいた。

 

 ところが、民営化したこの2年で、もともと関西空港株式会社に入社していたプロパー社員、特に優秀な社員が数多く辞めているという話が聞こえてきている。経営効率化を優先して、安全性をないがしろにする経営陣への反発が原因ではないかとも言われている。

 実際、先述したように、いまの経営陣をみると、オリックスヴァンシで占められており、新関西空港株式会社時代に役員としていたプロパー社員の名前は見当たらない。関西エアポートは経営効率優先で、安全性の意識が低い畑違いの上層部が植民地を統治するような組織になっており、とても空港運営のベテランの意見が通るような組織ではなくなっているのだ。

 

 さらに、気になるのは、現関西エアポートの最高技術責任者までが、2年前にヴァンシが派遣したブノア・リュロ専務執行役員だということだ。今回、安倍首相が7日に国内線を再開すると胸を張ったのは、このリュロ専務執行役員の判断なのだろうが、本当に大丈夫なのか。

(引用ここまで)

 

一般利用者の安全性など、ないがしろにして、ともかく動かしている風を装えとの安倍司令は、現場や利用客にツケ回しされる。

新潟行き搭乗率19%

どの便を飛ばすか決定したのが、6日夜22時頃と言うドタバタ離陸で、よそから持ってきたシップによる(台風時に関空で残っていたのは、ANAの3機と、フェデックスだけ)7日のピーチ新潟便は、搭乗率19%!

70~75%が損益分岐点と言われるピーチで19%はキツイだろう。

これは税や安倍マネーで補填するのか?

 

その後も18日の電車復旧、21にとの全便復旧までは運行が低迷している。

7日など1割だ。

これをもって「再開」などと言えるはずがない。
 
1本でも飛べば「再開」か?
ほぼ正常に戻してこそ、「再開」だと日本語の解釈ではなり、そういったコンセンサスで日本語はネイティブに常用されていると官邸に教えてやればよい。
 
こう発信していたら、絡まれたので、再録する。

arou Minatogawa
関空から飛ばさなくても神戸空港伊丹空港もありますから 国内線は大丈夫です いちいち揚げ足だけ取るのはやめましょう
 
庄司 希
さて。
本日午前11時何分かに予定されている第1便を始め、予定されている便が飛ぶかどうか、見守りましょう。
人々の足の確保のために関係者の方々は必死で頑張っておられるのですから。
 
岩波 言祐
被害者の方には同情するが、安倍首相を非難するのは、お門違い。
自分たちに都合の良い、お門違いばかりしていると、信用は無くなるし、パヨクと認定される。
 
 
たかひら:
今になって振り返っても、国内線も国際線も振替が十分にできたとは言えない。
 
私の発言の意図は、「安全確認ができた上で、現場混乱も最小限に抑えた上で再開させよ!」だ。
 
少なくとも電車開通した18日の数日前までは、便数も抑えるべきであった。
なぜなら、 連絡橋が開通した当初、唯一の交通手段である泉佐野駅からのバスは30分に1本。
駅では約300人の渋滞で、50人乗りバスを待つ大渋滞の待ち客ができたからだ。
11:50発のピーチに乗るため、 搭乗場所となる関空第2ターミナルには、出発約4時間前の午前8時にはすでに数十人が到着し、搭乗手続きを待っていた。
その時間でも泉佐野から、普段の倍の1時間かかったという。
しかも、バス待ちの大半は職員。
 
貨物の復旧は更に遅れた。
自社通関できるフェデックスがフライトしていても、21日までトラックはほぼ出入りしていない。
 
巨大倉庫の屋根がめくれたり、浸水した荷物を洗浄や乾かしたり、片付けをANAなどの地上スタッフも手伝っていたが、それでもシップは荷物を積まずに飛び立っていった。
 
職員がてんてこ舞いする中で、利用客が快適に過ごせるはずがない。
 
21日のT1ですら、北ターミナルに止まっているシップはほぼなく、シャトルも長時間通電を落とされ、数時間に1回程度電気がつくような有様だった。
 
滑走路も普段は、Aから飛ばし、Bに降ろさせているものを、Aのみで離着陸させる懐かしの方式を取っていた。
 
今となってはお笑い草だが、松井一郎(維新)知事は、この時期、海外便を伊丹に戻そうとする。
松井一郎 認証済みアカウント @gogoichiro
では、
の記事を引用し、
 大阪(伊丹)空港の航路直下の住民でつくる「川西市南部地区飛行場対策協議会」(兵庫県)は7日、台風21号の影響による関西空港便の振り分けについて、「(住民と)話し合いもないままに物事を進めることは納得できない」とする抗議文を発表した。近く国土交通省と運営会社の関西エアポートに提出する。
 同協議会は夜間飛行差し止めなどを訴えて昭和59年に国と和解した大阪空港公害訴訟の原告団が母体。抗議文では、国際線の運航や運用時間の延長による騒音問題に懸念を示し、「国は裁判の歴史を再認識し、指導すべきだ」としている。
 
 
関空の代替え機能を伊丹で決定したように受け取られとすれば、大変申し訳ない限りです。
伊丹神戸で暫定利用については話し合いで御理解いただければお願いしたいという主旨です。
23:55 - 2018年9月7日
とTWしている。
 
そして、維新信者はここでも人民をこき下ろす。
おろしにんにく @gossipilove2
返信先: @gogoichiroさん
伊丹空港廃止で抗議して、振り分けでも抗議する周辺住民は補償金目当てでしょうね。
金目当ての乞食の相手頑張ってください。
10:59 - 2018年9月8日
 
4日にも「台風が来るとわかっているのに、関空に行くからだ」との趣旨のTWが多数発せられているが、この言葉は、直前に到着したり、フライトキャンセルを乗客に伝えなかった航空会社、今回のように利用停止しなかった関空に言うべき言葉である。
職員や乗客に言うなら、土砂崩れで押しつぶされた家の前に行って、「こんな所に住むからだ」というのと同じ、人でなしの行為である。
自己責任なわけがないだろう。
 
維新については、このタレント弁護士の言葉を、前述リテラ記事から再引用し、「あぁ、ろくでもない、ゲビゲビ太な維新の世界、さもありなん」として、〆る。

 

 ところで、この関空の民営化をついこの間まで、自分のお手柄だと吹聴していたのが、ほかでもない橋下徹・元大阪市長だ。最近も、雑誌「正論」(産経新聞社)で、「僕も首長時代に少しは「実行」できたという自負があります。関西国際空港の経営改善策として(中略)伊丹空港関空経営統合を実現しましたが、それが今、関西経済にプラスに働いています」「いちいち国民が政治家さまのおかげですと感謝するのはおかしいですからね。ただ、僕からすると寂しい気持ちも正直あって、ついこの間も前原さんと空港について振り返った時、「結構、政治家ってむなしいですよね」という結論に達しました(笑)」と自慢げに語っている。

 

 しかし、筆者は当時、民営化のプロセスをかなり深く取材していたが、橋下氏が積極的に本件に関わった、という話を知らない。橋下氏は前原大臣のスキームに乗っかって、大阪市大阪府関西国際空港株売却に同意したという程度の認識しかなかった。だいたい当初は関空に米軍基地をと言っていたくらいなのだから。

 

 まあ、それでも、橋下氏が自分の手柄と言うなら、そうなのだろう。しかし、それなら、思い入れのある関空がこんな事態に陥ったのだ。何か一言コメントしてしかるべきだろう。と思って、彼のツイッターをみているが、いまのところ、橋下氏が関空の災害に直接言及した形跡はない。