台風24号、田辺上陸で、羹に膾を吹く関空。 正しい対応だが。
20時頃、田辺に台風は上陸し、21号ほどの被害はないようである。
9月4日、関空に閉じ込められた私は、以下のようにレポートした。
関空からやっと脱出してきたら、現場を見もしない安倍首相が、災害をなめたデマを発表していた。
今回、関空は15時より閉鎖とし、鉄道・連絡橋も通行止め、航空会社も離着陸を停止した。
ターミナルビルは、土のうで取り囲まれた。
当たり前の対応である。
さて、神谷ネタで遅くなったが、関空閉鎖ネタをこの機会に再度書いておきたい。
By Tadayuki YOSHIKAWA 2018年9月9日 08:55 JST
https://www.aviationwire.jp/archives/155300
より
弊紙の取材によると、当初KAPが航空各社に説明していた再開予定は、1週間後の11日あたりでした。
2018.09.07 (成井公史)
https://lite-ra.com/2018/09/post-4234.html
関空が、オリックス、ヴァンシのコンソーシアム(共同事業体)に決まったのは、実は1社入札だったからだ。事前に様々な会社が検討していたが、いずれも、リスクが大きすぎるとして、途中で尻込みして、彼らは手を下げた。ところが、オリックスとヴァンシは「後発組」だったがゆえ、リスクをあまり考慮せずにこの話に飛びついたということだろう。
そんな会社が、はたして空港を運営できるのかという懸念は当初から囁かれていた。実際、インフラの運営というのは、安全性があって初めて成り立つものだ。金融マンが一朝一夕に身につけられるものではない。
もちろん、実際に運営するのは現場のプロパーであって、経営陣が素人でも関係がないという意見もあるかもしれない。たしかに、オリックスとヴァンシが経営する関西エアポートには、当初、新関西国際空港の従業員たちが転籍してスタート。多くの空港プロパーがいた。
ところが、民営化したこの2年で、もともと関西空港株式会社に入社していたプロパー社員、特に優秀な社員が数多く辞めているという話が聞こえてきている。経営効率化を優先して、安全性をないがしろにする経営陣への反発が原因ではないかとも言われている。
実際、先述したように、いまの経営陣をみると、オリックスとヴァンシで占められており、新関西空港株式会社時代に役員としていたプロパー社員の名前は見当たらない。関西エアポートは経営効率優先で、安全性の意識が低い畑違いの上層部が植民地を統治するような組織になっており、とても空港運営のベテランの意見が通るような組織ではなくなっているのだ。
さらに、気になるのは、現関西エアポートの最高技術責任者までが、2年前にヴァンシが派遣したブノア・リュロ専務執行役員だということだ。今回、安倍首相が7日に国内線を再開すると胸を張ったのは、このリュロ専務執行役員の判断なのだろうが、本当に大丈夫なのか。
(引用ここまで)
一般利用者の安全性など、ないがしろにして、ともかく動かしている風を装えとの安倍司令は、現場や利用客にツケ回しされる。
新潟行き搭乗率19%
どの便を飛ばすか決定したのが、6日夜22時頃と言うドタバタ離陸で、よそから持ってきたシップによる(台風時に関空で残っていたのは、ANAの3機と、フェデックスだけ)7日のピーチ新潟便は、搭乗率19%!
70~75%が損益分岐点と言われるピーチで19%はキツイだろう。
これは税や安倍マネーで補填するのか?
その後も18日の電車復旧、21にとの全便復旧までは運行が低迷している。
7日など1割だ。
さて。
本日午前11時何分かに予定されている第1便を始め、予定されている便が飛ぶかどうか、見守りましょう。
人々の足の確保のために関係者の方々は必死で頑張っておられるのですから。
被害者の方には同情するが、安倍首相を非難するのは、お門違い。
駅では約300人の渋滞で、50人乗りバスを待つ大渋滞の待ち客ができたからだ。
2018.9.7 20:02
https://www.sankei.com/west/news/180907/wst1809070097-n1.html
23:55 - 2018年9月7日
返信先: @gogoichiroさん
伊丹空港廃止で抗議して、振り分けでも抗議する周辺住民は補償金目当てでしょうね。
金目当ての乞食の相手頑張ってください。
10:59 - 2018年9月8日
ところで、この関空の民営化をついこの間まで、自分のお手柄だと吹聴していたのが、ほかでもない橋下徹・元大阪市長だ。最近も、雑誌「正論」(産経新聞社)で、「僕も首長時代に少しは「実行」できたという自負があります。関西国際空港の経営改善策として(中略)伊丹空港と関空の経営統合を実現しましたが、それが今、関西経済にプラスに働いています」「いちいち国民が政治家さまのおかげですと感謝するのはおかしいですからね。ただ、僕からすると寂しい気持ちも正直あって、ついこの間も前原さんと空港について振り返った時、「結構、政治家ってむなしいですよね」という結論に達しました(笑)」と自慢げに語っている。
しかし、筆者は当時、民営化のプロセスをかなり深く取材していたが、橋下氏が積極的に本件に関わった、という話を知らない。橋下氏は前原大臣のスキームに乗っかって、大阪市や大阪府の関西国際空港株売却に同意したという程度の認識しかなかった。だいたい当初は関空に米軍基地をと言っていたくらいなのだから。
まあ、それでも、橋下氏が自分の手柄と言うなら、そうなのだろう。しかし、それなら、思い入れのある関空がこんな事態に陥ったのだ。何か一言コメントしてしかるべきだろう。と思って、彼のツイッターをみているが、いまのところ、橋下氏が関空の災害に直接言及した形跡はない。