台風被害ボラ参加で、ここぞとばかりに粗大ごみを捨てる浅ましい根性を見る
祭礼準備もさることながら、岸和田市社会福祉協議会で台風21号による被災へのお手伝いの募集が始まったので、参加してきました。
最も不足しているのは、屋根補修。
しかし、技術者でないと屋根に昇ることすら危ぶまれます。
工務店に訊いてみても、元々職人が少ない上、これまでの災害で、全国へと出張している状態で、人手が足りないだけでなく、瓦自体が手に入らず、「1年待ち」と断っているそうです。
ボラの女性グループは、各戸を回って、お困りのことはないかと訪ね、私はゴミ出しのお手伝いを担当しました。
軽トラにて、折れた植木の引取りでは、葉や枝で軽トラが満載になったので、そのまま地蔵浜の岸貝クリーンセンターへ。
クリーンセンター自体も屋根が大幅にめくれ上がっています。
ここで各地から引き受けてきた災害ゴミの分別をしているのですが・・・・
介護ベットや傘ですね。
ストーブや家電、自転車、BBQセットなど、「この際だから、有料粗大ごみを無料で出してしまえ!」との気持ちが透けて見えます。
分別をしていた職員も困っていて、「ブログに載せようと思ってます」と言うと、「是非!頼みますわ」との返答でした。
なお、「うちの町を、早く引き取りに来て!」との要求は、議員を通じても来まくっていますが、これも浅ましい。
「自分のところだけが良かったいい」と言うなら、名前も顔も出して言ってみればよろしい。
違法の町会推薦をしまくって議員を出す、岸和田ならではの要求です。
環境課の藤本係長は、「要求はたくさんあるが、そんな声で優先順位を決めていない。 祭礼があるので、浜や春木を先に行っている。 議員に言われても、そんな要求を聞いている余裕もない」と、断言していますので、無駄に議員に口利きさせるなら、「収集車に乗り込んで、一緒に汗を流してこい!」と送り出してください。
ボランティアセンターで気になったのは、この備品表。
「自前は?」と訊くも、
「たかひらさん、大澤の時、どこから借りたか知ってるでしょ」と返答されてしまいました。
あの時に泥かきで使ったのは、町会のスコップと、同じく被災した河内長野市のもの。
自前のスコップすら、岸和田市では用意されていません。
市役所にあるものは、各担当課が常時使うもので、災害時に借りられるものではありません。
災害発生時にスコップの一本もないのが、岸和田市の備えとなっているということを、“ブルーシートないのに災害緊急メールで「配る」と言っちゃうよ事件”と共に、市民は記憶しておかねばなりません。
私は、「足の不自由な避難者のために、折りたたみ式のリヤカーを浜の各町は配備しておくべし!」といい続けていますが、スコップの一本すらない状態で、より高価なリヤカーなど、望むべくもないのですね・・・・