有料観覧席について、以前からあったショバ代疑惑
前回の記事に対して、「だんぢりは、年番や曳き手らだけによって“自主警備”で行われている」との、おめでたいコメントを貰った。
観客の捌きなどは、確かに“自主警備”ではあろう。
しかし、曳行コースや道路の使用許可は言うに及ばず、多岐にわたってだんぢりは行政との連携を強いられている。
そのような縛りについては、曳き手であってもわかろうものだが、恥ずかしげもなく、書かれたコメントを転載する。
あのよ
10月13日 01:39
IP:49.104.34.113 ドコモ
なんでもかんでも市と祭礼こじつけんのんやめようや。
祭礼は年番を中心とした自主運営やで。
まぁまともな市民はあんたのこじつけまくり理論を見抜いてると思うけど(笑)
たかひら:
Re:あのよ
>ユスティニアヌス帝さん
コメント、ありがとうございます。
岸和田市最大の催事と、市が関係ないって?
これがこじつけ?
何人かの議員と、この問題について話しましたが、「市が指定管理者にやらせよ」とか、「市が監査せよ」など、私の主張に賛同してくれてましたがね。
大きな観光の目玉でもあり、市と無関係と役場も議会も思ってませんし、だからこそ観覧席の中止は市のHPで告知され、広報などでもだんぢりについてお知らせされ、市長や議長がパレードに参加してます。
年番や自主警備組織の会合にも市長や議員は招待されており、祭礼と市は外形上、密接な関係にあると見えますが、どう違うんですか?
(引用ここまで)
永野耕平・市長の浴衣やタスキ姿の写真を貼っているのに、そんな姿も見たことないんかね?
このような勘違いさんにもわかるように、有料観覧席について書く。
カンカン場の有料観覧席の歴史は、1997年から始まる。
観客の整理に頭を悩ませていた市と警察が、商工会議所を主とする団体に観覧席の設置をもちかけ、それが実現したのがこの年だ。
2013年の「きしわだSAJIKI運営委員会」は、各種団体を排除して、商工会議所青年部と、部の加盟企業で仕切り直したものだった。
仕切り直す必要があったのは、銭にまつわる疑惑が噂となって、飛び交ったから。
2013年は、浪切側のみの設置となり、その成功をもって、2014年は北町ゴルフ場にも再度設置しようと、竹中工務店に申し入れた。
当初、快く「OK」されたものの、後に「ダメ」となる。
年番も同じく。
また、大阪文庫=和泉興信所=一二三興行の田中茂光・社長が、商工会議所が年番に支払っていたショバ代について、裏金の不正な疑惑があるとして、これを「バラすぞ!」と交渉してきたようだ。
既に私がバラしてしまっているのだが、当時は、“臭いものに蓋”の岸和田の伝統と文化に、私のように真っ向から立ち向かう人はいなかったので、ショバ代の値上げもあって、年番も大阪文庫へと鞍替えする。
「裏金」とは、商工会議所などが年番に支払っていた500万円のこと。
これは、仮設トイレの設置、年番の倉庫の賃料など現物支給込みであったと聞く。
それでもこのショバ代を浮かせるために、北町ゴルフ場側では、テキ屋からショバ代を取った。
どの程度の金額かは不明だが、高額だったはずだ。
テキ屋は、それが上乗せされた価格で、関東炊きなどを販売していたので、他のテキ屋よりも値付けが高額であった。
それでも観覧席は、本宮の最も高額な席でも7千円が最高額であり、それは当初、大阪文庫に承継されたが、近年、1万円へと値上げがなされている。
1997年に観覧席を発案した岸和田市が、年間最大の観光資源としてのだんぢりを今後どう活かそうとするかは見ものである。
これまでのように「ややこしそうやから、知らんふりしとこ」で、済む問題ではないと、今回、30年を経てようやく露見した。
払い戻しについては、大きな問題となろう。
今後、市の関与は必須である。
花火といい、観覧席といい、永野市長はついているとしか言いようがない。
出自が犯罪者の巣窟であり、犯罪を背負って生まれてきたのだから、その業を払拭する努力が人一倍必要なはずであろうに、自らもネコババ犯罪を犯し、私に監査請求されているようでは、次から次へとアクシデントを呼び込むわな。
「政治家をやめれば、楽になるでよぉ」と、税金マネロン社福も含め、廃業を勧告しておく。