たかひら正明と見つめる岸和田

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「オール阪神250 ~神様からの100+100+50の贈り物~」 その1 玉造の自宅にて

前回トレーラーとして書いたものの本編上映と行くか。


物語風に書くと、長々とわかりにくいので、ドキュメンタリー風にする。


難波宮跡公園にほど近い玉造に5階建ての家とは思えないような黒いビルがある。

この建物が建つ前にも付近に住んでいたこの家の主は、玉造公園を離れられないのか。


1Fの間口は駐車場のシャッターが大部分を占め、住民も入り口でなく駐車場から出入りすることが常である。

以前は、ベントレーやベンツが止まっていたこの場所だったが、今ではそれらから格落ちした年数が経過したアルファードが見える。

中国人の好きな数字が混じった覚えやすいナンバーは、口癖をもじったものだという。


かつては“ゲルマニウム御殿”ともてはやされ、妻の高田良美氏から夫に贈られたこの建物の内部は、私もTVで見たことがある。

確かTVでは「4億円の豪邸」だとされていたが、登記簿では1億3千万円と乙区に記載がなされていると聞いた。

 

何社もの記者が足繁く通ったこの建物では、取材を疎ましく思った住民から深夜110番通報がなされることもあった。

通報者も同時に東署へと数時間事情聴取され、二人が玉造に戻った時、時計の針は翌日を指していた。


東京から朝イチの新幹線で来た青年は、朝から車で待機するでもなく、ただその場所で待っていた。

昔の刑事ドラマならアンパンと牛乳でも持って先輩が来るところだが、青年は一人で待ち続けた。


午前中にインターホンを押すと、北新地で店を構える、もう“ゲルマニウム社長”とは呼べなくなった女性は、体調を崩して車椅子を利用しているので、対応できないと答えた。

その後、一人の女性が記者の前でタクシーに乗り込んでいった時には、車椅子も介助者の姿も捉えることはなかったのだが。


女性はNGKの出番が少なくなり、祇園花月で出演中であった夫に連絡したのであろう。

深夜になってアルファードから降りたった彼は、記者を待ち構えていたように言葉を発する。

「何やねんな?」

「帰れ!」などと言われれば、記者の受け取り方も違ったであろうが、こんな言葉であれば取材を受けてくれるのだ、12時間以上もここで待ったかいがあったと、記者は彼の呼び水に誘われてガレージに足を踏み入れる。


途端に、彼は

「不法侵入や! 110番する!」

と威嚇しだし、数時間後、再度その場所で二人は対面したのだった。


次の「何やねんな?」は、記者が期待した取材を受けるとの言葉であり、新聞記事のゲラまで行った事柄について、彼に問うた。


彼は観念するものと想像した記者だったが、期待は裏切られる。


「新聞に出てないのはどういうことかわかる?」

「金は受け取ってない」


彼が、よしもとクリエイティブ・エージェンシーコンプライアンス部門担当社員に話した言葉が、その場でも繰り返されただけであった。


しかし、この言葉こそがウソであると、コンプライアンス部門担当社員に否定を受けた新聞記者は、後に反論している。

証拠をもって。

 

この顛末を聞いた青年記者の上司は、怒り心頭で記者に命じた。

「何が何でも記事にして出せ!」


彼の目論見である、警察への通報による取材の追い払いは、裏目に出たと、彼は知っているだろうか?