たかひら正明と見つめる岸和田

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官公庁の灰皿撤去と、市役所の断固たる「市民には副流煙を吸わせる」覚悟

でも書いた、市役所玄関の灰皿。
 
誰もが通る入り口に置けば、当然ながら妊婦や子ども、気管支の弱い高齢者などにもその副流煙を吸わせることになるので、撤去せよ!
として、役場と交渉継続中です。
 
今年の春に文書回答を迫ったところ、「6月議会まで待って」と言われ、どれだけ真摯な回答が得られるのかと期待していました。
ところが、このようなおざなり回答。
 
・市庁舎玄関前の灰皿につきましては、入庁者の消煙用として設置しております。
場所や入口からの距離、表示等については、調査・研究を進めてまいります。
ただし、ポイ捨て防止等の役目もあり、今のところ、撤去については考えておりません。
以上、回答させていただきます。
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 岸和田市総務部
 総務管財課 総務・統計担当 
 飯田和浩
 soumu@city.kishiwada.osaka.jp
 TEL:072-423-2121 内線:2314
      072-423-9741(ダイヤルイン)
    (防災無線用特番)98-502-2303,2304
 
つまり、「何も変えないよ、役場に入ってくる市民は、子どもから大人まで副流煙吸いまくって、肺がんにでもなれば良い。 役所は知らんがな」との殺人回答。
 
これまでも岸和田市では、喫煙率の高さや健康寿命が低いと認識し、議会でも何度か指摘を受けています。
 
①2015年12月09日:平成27年第4回定例会(本会議 第2日目)
林栄一・保健福祉部長
本市におきましては、妊産婦や子どもを取り巻く大人の喫煙率が高いことがわかっております。妊産婦やそのご家族が禁煙に取り組むことで、子どもやご家族をたばこの害から守り、健康に生活することができると考えております。

②2016年06月16日:平成28年第2回定例会(本会議 第1日目)
中井良介(共産)市議
市民の平均寿命と健康寿命について、国、府との比較で、その差がわずかと言えると思いますが、岸和田市民はどちらも短く、また要介護者が比較的多く、喫煙率は高く、健診の受診率は低いとなっています。総じて岸和田市民は健康的な生活をしていても、残念ながら健康状態は比較的芳しくはありません。

③2016年09月07日:平成27年度決算特別委員会(第2日目)
岩崎雅秋(公明)委員
 今後、喫煙禁止区域の設定というのは考えていないのでしょうか。

生活環境課長
 ご質問の喫煙禁止区域の設定でございますけども、禁止区域を設定いたしますと、区域の設定だけにとどまらず、区域のパトロールでございますとか取り締まり等も必要になってまいりますし、また一定の費用も必要になってくるものでございます。
 ただ、禁止区域の設定というのは、当然ながら一定の抑止力になるというところが期待できるところでございます。
 きれいなまちづくり条例につきましては、平成25年7月の条例制定からほぼ3年を経過してございます。その間に市民の皆様のニーズの変化もあろうかと考えられます。その中で、喫煙禁止区域の設定あるいはそれに伴う管理等の費用面、摘発の有無、その辺を含めまして、条例制定から一定の期間を置いてということで、制定後5年程度をめどに再度市民の皆様のニーズ調査、また他市町村の動向調査などを実施してまいりたいと考えてございます。
 
 
市民の健康を害することがわかっているのに、確信犯的に灰皿を起き続ける理由は何か、さっぱりわかりません。
以前より総務管財課は、「吸いながら入っている人向けの鎮火用」と説明していますが、これは歩きタバコの推奨とも受け取られます。
子どもの目の前に、火のついたタバコが突きつけられる歩きタバコは、子供の目や顔に火傷を負わせる危険性もあり、副流煙以上に問題です。
外出先でタバコを吸いたいと思っているなら、携帯灰皿を持ち歩くべきです。
 
私は、喫煙者の吸う権利も守らねばならないと考えていますし、来庁者や職員の喫煙場所も確保すべきとは考えます。
しかし、それは、吸わない人や子どもに自分の吸ったタバコの煙を吸わせてでも良いとの話ではない。
 
役場と話をしても改善の余地がないので、別途官公庁ではどうかと話してみました。
 
ある時
 
ここでも返答は同じく、「吸いながら入っている人向けの鎮火用」でした。
確定申告の時に見ていると、ここで吸っているのは女性もおり、何人もに訊くと「灰皿があるので、ここで吸うのだと思っていた」との異口同音の回答。
そりゃそう思いますわな。
 
市役所でも市民だけでなく、職員もそこで吸っている姿を何度も見かけていますし。
だからこそ、土日は休日出勤の職員用に、玄関そばに灰皿を移動しています。
 
 
今では、平日、この写真のように表から丸見えもやめて、姑息に柱の陰に隠しています。
 
 
岸和田市役所以外の役所では、灰皿撤去をやろうとしていたようで、私の交渉が推進のきっかけとなっています。
 
途中経過として「喫煙用ではない」メッセージを貼っているだけでも、良心的と言えます。
 
そして撤去
 
 

数カ月を要したので、途中神谷昇(自民)衆議員事務所と話す機会があった際に、話題としたこともありましたが、更に暫くの間待っての撤去。

 
 
再度翻って、岸和田市
堺町の公民館には、こんな貼り紙があります。
ここにある「健康増進法」とは、2002年制定の法律。
 
 
何度も書きますと、この法はナチスへと通じるものでもあるので、私は「自分の健康管理にまで、国家権力が口出してくるな! 体に悪いモンは旨いこともあるわい!」と思っていますし、喫煙者の権利も尊重します。
 
この貼り紙どおり、各公民館前に灰皿はないのかもしれません。
しかし、別の施設には、未だに据え置かれてされています。
 
マドカホールです。
 
これに気付いたのは、7月29日。
直ちに赤井優世・魅力創造部理事(兼)文化国際課長魅力創造部理事(兼)文化国際課長(兼)文化会館長と交渉。
 
市によると、喫煙後も45分間は呼気に有害物質が含まれることが、産業医科大学の大和浩教授(健康開発科学)の研究で裏付けられているという。そこで、喫煙した職員を対象に一定時間、エレベーターの利用を制限する。罰則は設けず、職員の良識に委ねる方針。 
 
このような他市事例も知っていたことで、スムーズに理解してくれ、入口のそばではなく、側面の入り口から話した場所への移動を合意してもらいました。
 
丁度「第31回マドカ合唱祭」をやっており、何組かの曲に聞き惚れる中、岸和田少年少女合唱団シニアの女子に混じって目立った、4人の男子のうち、ひときわ大柄な男子に拍手しまくった後だったので、喜びもひとしおでした。

http://kishiwada-bgc.sakura.ne.jp/top/

 

後で大阪センチュリー合唱団副指揮者でもある松尾卓郎さんに話を伺ったところ、この男子は高3で、今年が合唱団としては最後の出演だそうです。

ソプラノの高い声もよくでているし、ソロのように聞こえていたパートも、他の団員も歌っているとのことでしたが、彼の声に圧倒された聴衆も多かったのではないでしょうか?

合唱団がお目当ての聴衆も多かったのか、終了直後には多くの人たちが席を立っていました。

 
 
このように岸和田市役所関係施設でも出先機関が改善もし、歌声と共に良い気分の一方、本庁は頑として改善しようとしない。
 
ひどい場所を公開しておくので、読者諸氏も見ていただきたい。
旧26号線浜側の別館前。
 
他にも職員会館前の囲いなどを、昼休憩時間に見ていただければ、職員がもうもうと煙を上げてタバコを吸っている生き仏ぶりが存分に拝観できますよ。
 
 
 
台風12号で、ガラスがたわんで割れたのか、春木のJAの窓が割れていました。
 
 
西日本豪雨被災地では、復旧前なのに、更に大雨の被害や避難所生活を強いられ、大変なことと想像します。
 
私も岸和田社協の取り組みに参加し、8月1日には泥かきに行ってきます。