たかひら正明と見つめる岸和田

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乳児用の液体ミルク発売開始。 災害備蓄用としての導入目処は?

欧州では普及していた乳児用の液体ミルクが、いよいよ、日本でも 江崎グリコ5日、明治が13日に国内で発売開始。
粉ミルクで使うお湯が要らず、長期保存できるのが特長で、災害時だけでなく、外出の際にも便利で育児の負担軽減につながると期待されている。

 

              

 

 

江崎グリコ 125ml 紙パック ¥216 保存期間半年
明治(粉ミルクでシェアトップ) 240ml スチール缶 ¥未定 保存期間1年間

 

 

これについては、既に南加代子(公明)市議が質問しています。

 

避難所での液体ミルクの備蓄について
2018年08月24日:平成30年第3回定例会(本会議 第2日目)
http://www.db-search.com/kishiwada-c/index.php/5921265?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&VoiceID=25216
より抜粋
93:◯5番 南加代子議員
液体ミルクは、ボトルや紙パックに液体状で入っているもので、無菌状態で保存されており、吸い口を装着するなどすれば、常温でそのまま飲ませることができます。熊本地震の際にはフィンランド政府より支援物資としても届き、現地では大変に喜ばれたとお聞きをいたします。
 諸外国では普及をしておりますが、日本においては、ようやく厚生労働省が解禁をするに至りました。
 このように、手軽で災害時にも有効な液体ミルクを備蓄物品に加えるべきと考えますが、見解をお聞かせください。

 

97:◯宮下省吾危機管理部長兼危機管理監事務取扱が、
「今後につきましては、現在備蓄しております粉ミルクの在庫状況、賞味期限の状況などを見ながら、順次備蓄物品に盛り込んでいきたいと考えてございます。
(抜粋ここまで)

 

この後、他の自治体では、
備蓄方針を東京都文京区、群馬県渋川市に続き、箕面市でも125mlの紙パック600個を、倉庫と4市立保育園に備蓄すると2019年1月28日に公表しています。

 

岸和田市での液体ミルク備蓄についての進捗状況や予定はどうなっているかを訊いてみました。

 

 岸和田市における液体ミルクの現在の備蓄進捗状況ですが、平成30年第3回定例会本会議における危機管理部長の答弁のとおり、今後の状況を見ながら順次備蓄品目に盛り込んでいけるよう検討しているところです。

 

 熊本地震北海道胆振東部地震等の災害で話題となり、昨年8月8日に厚生労働省が国内での製造販売を解禁したことで、現在大手2社が発売予定であることを表明しており、両社ともに先日厚生労働大臣より製造承認を取得しています。

 

 それぞれ容量・保存形態・賞味期限等の概要が公表されておりますが、価格・発売日・取扱い方法等の詳細は不明であるため、今後の情報に注視し、現在本市で備蓄している粉ミルクとのバランスも考慮のうえ、より良い備蓄を目指してまいりたいと考えております。
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岸和田市危機管理部
危機管理課  危機管理担当 甲地

TEL 072-423-2121(代表) 内線(2914~2917)
TEL 072-423-9437(直通)
FAX 072-423-6933
防災TEL 502-8900
防災FAX 502-8800
e-mail kkanri@city.kishiwada.osaka.jp
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更に詳しく訊いてみると、
・保存期間の問題
グリコの「半年間」は、製造からカウントされるんであれば、店頭から備蓄に至るまでの間で、既に数週間以上が過ぎていることとなり、最終的に備蓄期間前に現在の粉ミルク同様、保健センターや保育所などで消費することを考えれば、実質的に備蓄機関は数ヶ月となる。

 

・価格の問題
粉ミルクよりは数倍高額であり、既に2019年度予算が通過する3月議会のこのタイミングで、新たに多くの粉ミルクをの液体ミルクに変更するには、予算が足りない。

 

・実質的には一部を試験的に導入して、問題点について調査し、今後の研究課題とすることになろう。
との回答でした。

 

たかひら:
明治のものが安価であれば、1年間の保存期間でもあり、導入しやすいのではないかと考えます。

 

 

 

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