たかひら正明と見つめる岸和田

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荒木町の駐車場化した土地。町会の会計はどうなっているのか?

荒木町の「多目的広場」と看板がかかった土地について調べてみた。

 

疑惑があるのは、以下の2点。
・駐車場収益の行方と税務処理
・当該土地の固定資産税が免除されている場合、要件を満たしているかどうか?

 

 


町の土地の利用料会計はどうなっているのか?

 

 

荒木町の多目的広場と看板がかかるこの場所は、盆踊りなどに使われるなどの他、災害時の非常用物資の入ったコンテナが置かれたりしている。

 

町会の土地となれば、固定資産税も免除されている蓋然性があるのだが、ここは普段駐車場として利用されている。

 

荒木町会が公有地として市役所に届出ていても、そこで収益事業を行っているならば、免税すべきではないだろう。

 

更にこの駐車場利用料について、駐車場の利用者は興行会社である一二三企画という私企業に持参していた。
たまたま一二三企画の田中氏が町会役員をやっていたからなのか、町会が管理を委託していたのかは不明である。
近隣住民に訊いても、町会の事務局を兼ねる岸和田市自治振興課に尋ねても、明確な回答は得られなかった。

 

しかも現在の町会役員は競輪場利権で元通算官僚の太田房江(自民)参議員のご加護を受けるべく、ヤノコーポレーション岸和田市議会出張所で代理人となっている、反甫旭(自民)市議の親戚である。
また、反甫氏は、岸和田市選挙管理員会も注意していた、違法の町会推薦を受けて当選しており、冒頭でも書いた以下の疑問について説明責任があろう。

 

・駐車場収益の行方と町会会計及び税務処理
・当該土地の固定資産税が免除されている場合、免除の要件を満たしているかどうか?

 

私は以前から自治会のカネのトラブルに関心を持ってきた。
それは自治会によるカネの問題が全国でおきているからだ。
町会長ら役員が主体となって横領などが繰り返されるのは、地域住民が関心を持たず、仮に関心を持ったとしても会計帳簿をチェックできないようにしている場合が多いからである。

 

南大阪近郊で報道された例を挙げておく。
2007.3.29 堺市北区の金岡南校区自治連合会が、市から無償で借りている土地に勝手に11台の駐車場をつくり、5年間にわたって料金を徴収していた。

 

2009.3.4 建設会社から現金と商品券詐取 79歳の自治会長逮捕 2500万円にのぼる不透明な金の流れ 堺区

 

2009.4.1 泉北ニュータウン大阪府高倉台センター住宅自治会で、自治会長が預貯金269万円を横領し、逮捕

 

2017.12.30 堺の自治会で600万円使途不明 建設会社からの対策費

 

2018.1.31 工事費水増し背任容疑、大阪・松原の財産区委員ら逮捕

 

堺が多いので、堺をバッシングする声があがるだろうから先に書いておく。
堺よりも大阪市の方が多いよと。

 

岸和田でも町会の帳簿を監視している人はいない。
町会会員にも見せたがらないし、市の自治振興課も連合町会の事務局であるにもかかわらず、「町会は任意団体である」として「管理・指導する立場にない」と回答するからだ。

 

このように誰もが責任を持たず、ツケ回しをする組織が、規律通りに運営されるはずもなく、お金が集まれば、そこに手を付ける輩が出てくるのは想像に難くない。

 

市は町会に対して補助金を出しているのであり、その税が私的に使われているのではないかとのチェック機構として監査権を持たないのであれば、税支出をすることに違和感を持つのは私だけではないだろう。

 

社会福祉法人など、税で運用されている機関は、会計報告の義務が課せられている。
同様に、個人でなく組織に税支出されている場合、その使途については市民監視がなされるべきであり、そうすることでニュースのネタになる可能性も減ると考える。

 

 

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