たかひら正明と見つめる岸和田

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3月議会でのセコい維新議案。 その1

2019年度予算案が岸和田市でも発表された。
2月22日からの議会で審議がなされる。

 

その前に注目点をピックアップ。

 

1.報酬カット
維新が市議選前の攻めどころと躍起になっている、竹山修身堺市長の政治資金報告書。
これについては続報があれば、書くこともあろう。

 

維新が銭ゲバ的であってほしいと願う竹山市長は、報酬半額カットである。
私は報酬カットよりも、「その報酬額に見合った仕事しろ」との考えであるが、維新は金額を言いたがるので、カット額で比較しても、維新は負けていると示しておく。

 

信貴芳則・元市長も2割カットだった。
両人とも退職金なし。

 

永野耕平市長は、これまで3割カットだったのを35%セールにするんだと。
「5%」ってイオンか?
数字の根拠がさっぱり不明である。
切りの良い数字という以外になにもない。

 

そして、そのカット、報酬全額ではない。
月額分だけ、つまりボーナスは3割カットのままにしといてねということ。
これも意味不明だ。

 

副市長や教育長など特別職は2割カットを25%カットにするが、ここもボーナスは据え置き。
誰か議員は「なんでやねん?」と訊くかしら?

 

質問時間は全議員、いつも余らせるのだから、この程度は訊いて欲しいところだ。

 

報酬と言えば、前田将臣(維新)市議ら、維新市議2名は、報酬3割カットしている。
これは維新市長と共に35%カットにせんのか?

 

そしてその公約を果たしたがために、飯が食えなくなって、1年半もやっていない市議を捨て、府議に転身するとは、なんともはやである。

 

前田氏の飯が食えない事情
①3割カットで税込み700万円ほどの市議報酬となった。
②赤ちゃんが生まれたてで、妻も仕事復帰できず、前田報酬のみで家族が食っていかねばならない。
③永野命令で、無駄に青年会議所などに加入させられ、その会費だけでもバカにならない。
会費の高い維新後援会なボンボンの集いに、副業なしの議員専業で加入しているのは前田氏のみである。
④前田氏は永野学園から近大卒業となっている。
学園を出て、家賃を払い、自炊をして私大に行った、その経費がどこから出ているのか不思議で仕方がない。
奨学金だけでは不足であり、誰かパトロンでもいるのか?
それとも永野税金ネコババマネーを食わされていたのか?
いずれにせよ、奨学金の返済がある。

 

 

そして、府議になれば報酬3割カットでも税込み1千万円であり、一気に300万円アップして、議会開催日以外は仕事をしているのか何をしているのかわからん特権が与えられる。
バイトをするとは思われんが、経費支出もずいぶん楽になるだろうとの算段か?

 

更に政務活動費が59万円/月あり、慰安旅行までついてくる。
5万円/月の岸和田市と大違い。

 

2015年度 大阪維新の会大阪府議会議員団 政務活動費収支報告書
http://www.seikatu.pref.osaka.lg.jp/pdf/2700-0501-a.pdf
P126~ 2016年3月27~31日 シンガポールへの慰安旅行
399万1838円 24万9490円/人
参加府議は、永野耕平氏を含め、16名+東武トップツアーズから長見直忠、橋本勇記両氏のツアコン付き。

 

更にセントサ島など観光は、大型バスで、現地ガイド+通訳付き。
バスは約20万円/日(22万7300円等)
通訳は午前と午後一人ずつ交代で、13万5200円/日。

 

宿泊はコンラッド=センテニアル=シンガポール
マリーナベイサンズのそばのホテル。
46万4千円÷16人=2万9千円/泊

 

そして質問は16名で分けるので、永野市長様は、通商産業省セントーサ開発公社(SDC)への質問を西田薫(守口市)、橋本和昌大東市及び四條畷市)と3人で
P158~2ページ分のみの質疑。

 

これ、3月末で政務活動費の余りがあれば、府に返還せねばならんので、使い切るために行った観光旅行だね。

 

ちなみに他の年度も同じく、海外行って使い切らな損やん!慰安旅行は行われている。
2017年3月26日~4月2日 
959万3510円 79万9459円/人
ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコの旅
シンガポールとと同じく永藤英樹・元堺市長候補を含む12府議 

 

2018年3月24~31日 シドニーメルボルンの旅
829万8296円 82万9830円/人
10府議参加
そしてこの年からは5万円/日×8日=40万円の高額日当を支払った、東武ツアーズの添乗員2名は名前が消されている。

 

なんか、クイズで優勝でもしたつもりか?と訊きたくなるわ。

 

私がもし行くなら、多くとも1/3で同じコースを回ってあげるわ。
しかもこんな高額の通訳や、日本から添乗員を同行する意味などない。
全員大卒だったりするんだから、空港まで行けないとか、どのフライトかわからないようなはずないだろ。

 

まさにこれが無駄でなくて何なのか?
議員の海外視察を隠し撮りして放送しているフジテレビの「実録!金の事件簿3 こんな奴らは許さない」のネタにでもなれば、私の言う「慰安旅行」の意味が、府民にもわかるだろう。

 

 

仕事が先か報酬が先かは、鶏と卵の関係である場合もある。
それでも、仕事の達成感や、やりたい仕事を優先して、報酬は後からついてくるとの考えで仕事に取り組む人も多かろう。

 

それと正反対の生き様が、維新、特に永野界隈には垣間見える。
前田氏はある意味、犠牲者であり、気の毒に思わんでもないが、「永野奴隷として生きているだけ」との言い訳は、政治家としてはできない。

 

議員報酬にしても全維新議員が3割カットしているわけではなく、国会議員は2割、堺市議はボーナスの任期中のアップ分だけ、泉佐野市は15%、岸和田市泉南市は全議員10%カットとなっていてバラツキがある。
これについては何の指針もなく、「とりあえず幾ばくかをカットして、身を切っているふりをしろ!」との長堀の思惑が透けて見える。

 

「身を切る」ふりをしたいなら、選挙公費も私の手を借りずに、自らが「他の候補と比較してください。 維新候補者は税金による選挙公費から節約しています!」とやればよい。
あちこち見ている私としては、維新がそれをやれば、維新内部でもバラツキがあり、「大阪府市候補以外では、自らのネコババ体質をあからさまに公開してしまうことになるよ」と忠告しておきたい。

 

大阪府市候補では、安価で選挙をやっている維新候補もいるが、堺~岸和田市の維新候補でそのような者は、ほぼ見当たらない(ほぼとしたのは、これを書いている時点で、詳細に全候補の選挙公費を見直しているのではないため、ごく少数いる可能性があるため)。

 

 

 

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