たかひら正明と見つめる岸和田

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岸和田の保護猫活動で目標とする”練馬区ボランティアは200人を超えました!”

目標を高みに置くのであれば、2011年から「殺処分ゼロ」を達成している千代田区が目標ですが、もう少し近い目標として練馬区を理想的に考えています。

 

ちなみに千代田区の手法。

“「猫の殺処分ゼロ!」千代田区の方法とは?” 保護猫モモ&ナナのブログ!
 2015-07-16
https://momosan.hateblo.jp/entry/2015/07/16/%E3%80%8C%E7%8C%AB%E3%81%AE%E6%AE%BA%E5%87%A6%E5%88%86%E3%82%BC%E3%83%AD%EF%BC%81%E3%80%8D%E5%8D%83%E4%BB%A3%E7%94%B0%E5%8C%BA%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F

より抜粋

千代田区は、13年前から、この区に住む人や、働きにやってくる人たちに、ボランティアになってもらったり、保健所や動物病院などに協力してもらい、「動物と共生支援ネットワーク事業」というものを立ち上げ、活動を続けてきました。

 

・継続できている秘密は、これらの活動を続けてくれる方の募集を常に行い、これからご説明するやり方で、猫の手術を行っているからだといわれています。

まず、千代田区が募集している、普及委員と呼ばれるボランティアに登録をします。
その後、ボランティアは、猫を見つけた時に、地域猫であるかどうかを確認します。
これは、最初に書いたとおり、耳にさくらの形の印がついているかどうかがチェックポイントです!

これがないのなら捕獲するので、保健所に連絡して、捕獲機を借りてきて、仕掛けをして、猫が捕獲されるのを待ちます。

捕獲されたら、動物病院に運び、避妊もしくは去勢手術を受けさせる。
この費用は、千代田区が、助成金として一部提供しているそうです!

そして、ここが、さまざまな動物愛護団体などから、ツッコミが入っているところなのですが、手術がすんだ猫を引き取りに行って、元の場所へ戻してあげる。

殺処分されるのを防ぐために、千代田区がボランティアに頼んで行う、これらの連携プレーを、一人でも多くのボランティアの力を借りて行っていくことで、殺処分ゼロを継続しているのです。

ちなみに、千代田区助成金額をご紹介しておきましょう!
雄・・・17,000円  雌・・・20,000円 
妊娠している猫・・・25,000円

これを上限としています。
年間で猫の手術費用の予算は決まっているので、これに達すると、その年の助成金は出ないことになります。
毎年予算を組むので、金額は年度によって異なります。

(抜粋ここまで)

 

助成金額こそ高めですが、岸和田市内でも多くのボランティアの方々が、自腹で避妊手術を行ってきています。

これを補助することで、“殺処分ゼロ、どうぶつに優しい街岸和田”への動きが促進されるとして、2018年度に岸和田で初めて財団法人どうぶつ基金のチケットを行政枠で利用して、ある地域に集中して20頭の手術が終了しました。

2019年度もチケットは申請しますが、税としても支出すべきです。

 

そのために

・猫ボラさんが自腹でどれだけの手術費用などを出しているか、手術頭数のデータ化によって、市に「地域の環境問題なのに、特定の市民にこれだけ多大な負担を負わせていいのか?」とせまることで、税による補助金を創設する。

・その原資は、ふるさと納税をカテゴリー別に改善して、そこに「岸和田殺処分ゼロ基金」として集める。

大阪府の動物愛護基金を、羽曳野のハーモニーランドでの譲渡促進のための躾や体の手入れに使うだけでなく、府下の自治体への手術補助金として活用するよう求める。

といったことを考えています。

 

これは、1月に岸和田市市民活動サポートセンターで藤井寺市の「春日丘いぬ・ねこ会」を講師として行われた、保護猫についてのシンポジウムでも、終了後に「岸和田市の取り組み」として、話させていただいたものです。

 

この地域猫講座は、2018年7月21日、2019年1月26日と行われ、講座間にも、参加者が集まって会議を開き、岸和田の猫について話し合ってきたものです。

 

私が2017年6月25日に、岸和田市で初めてセミナーを行って、1年半。

ようやく行政と市民が連携しつつあり、道はまだまだ遠いとしても喜んでいます。

 

 

そして練馬区の話。


より抜粋

現在、

ボランティアグループ数は66

構成員数は206人

年々、増加中です。

 

助成金による不妊手術は

10年で3000頭

 

実際は、

助成金を使わず、

区外のTNR専門病院で

もっと多くの手術が

行われています。

 

 

動物愛護相談センターの収容は

年々、減少し18頭

(収容数で、殺処分数ではない)

 

不妊去勢手術の推進で

猫が減ったせいもありますが、

それだけではなく、

 

市民が行き場のない猫を保護し、

飼ったり、譲渡したりしたおかげでもあります。

 

私達だけでも年間70頭以上、

保護・譲渡してるので

練馬区全体で保護された頭数は

千頭かもしれません。

 
~中略~
 

私を含め、ほとんどが、

初心者の一般市民で

家周りだけの小さな活動です。

 

平均すると

1グループが管理する

猫の数は20匹くらいです。

(抜粋ここまで)
 
私のこの練馬猫さんの話を聞いたことがあります。
住民が自分たちで手を挙げて、保護猫ボラ登録している人が多い地域は、区役所への苦情も少ない。
仮に苦情があっても、区役所は、「地域の問題ですので、あなたが猫ボラとなって活動してください」と返答し、市民の自立を促しています。
 
「何でも住民に振って・・・」と、岸和田住民は言いそうですね。
その岸和田常識と思っていることは、時代遅れとなっています。
 
「行政は民営化しろ」、「職員は減らせ!」、「賃金も減らせ!」と主張する一方、「保育所民営化反対!」、「何でも市がやれ!」と要求するのは矛盾しているでしょ?
災害に備えるなら、一定の職員は必要だし、岸和田市だけではなく、どこの自治体も減らしすぎです。
それが住民サービスに跳ね返るのは、職員を減らしまくって、千代松大耕市長の功績だと考える市民も少なくない泉佐野市で、台風後の役場での復旧事務が、他の自治体よりも何ヶ月も長くかかっていたのを見てもわかります。
 
こんな酷い状態だと市民に伝わっていないのもまた問題で、千代松市長は、選挙時に「役所が仕事せんから、復旧にも時間かかった」などと、自分の失政は頬かむりして選挙ネタに使うんでしょうな。
 
口は出すが、汗はかかん市民が多い街は、これからドンドン取り残されますよ。