たかひら正明と見つめる岸和田

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岸和田市庁舎を現在地に建て替えることに、整合性がない理由

 

新庁舎についての建て替え地問題。

 

吉野富博岸和田市町会連合会会長への借りを返すために、既に地域住民を含めて基本的合意を得ていた、福祉センターへの移転を反故にして、現在の場所への建て替えを電撃発言した永野耕平・市長。
まさに中身がない無脳の所業だと、市職員や議会だけでなく、寝耳に水だった多くの住民も怒っていることだろう。

 

今回は、これまでの議事録などから、この永野発言が、いかに整合性がないものかを検証する。

 

1.現在地は、津波避難区域である。
2018年06月28日:平成30年庁舎建替特別委員会
http://www.db-search.com/kishiwada-c/index.php/1927967?Template=doc-one-frame&VoiceType=OneHit&VoiceID=69684
より
2:◯坂井永二総務部長
津波からの避難につきましては、津波浸水区域にお住まいの方々に参加していただいたワークショップをもとにして作成しました岸和田市津波避難計画で、南海本線を越えて山側へ避難することを前提に、避難経路の設定と一時避難場所の想定を行っていることから、南海本線より山側なのか海側なのかで丸とペケの評価を行っています。

 

 

現在地は、津波の被害地であるとハッキリ示してますね。
そんな場所に、あえて新庁舎を建てるのは、どんな合理的理由があるのかね?
災害の拠点が下松町の消防本部にあるとしても、市役所本庁が津波に洗われていて良いわけがないでしょ。

 

そんな中身がない、流されてきた車などが柱に当たってヒビが入っている建物で、陣頭指揮をとる覚悟があるんやな、永野市長は。

 

自分も津波の来ない三田町でなく、「牧・永野」と書かれた、旧信金前の地上げ土地に、懐妊中の4人目の子と一緒に住んで、恐怖にさらされてから言え。

 

子作りしてる隙があるなら、3.11でどんな被害を海側の建物が受けたか、いくらでも映像はあるので、徹夜してでも見よ!

 

 

2.点数の引き上げ理由は、市民理解を得られるか?
2018年12月14日の建て替え委員会では、福祉センター77、現在地62で、15ポイント差で福祉センターで、勝負あった形となっていた。
ところが、2019年1月28日の同委員会では、67.041と67.208と0.167で、現在地が勝ってしまっている。

 

大きな点では、「現在地の跡地、売れない」であり、他にも「評価を詳細に検討した」と役場は言う。
それでも15ポイントもひっくり返るか?

 

しかも詰めの段階に入っている1ヶ月で。

 

12月14日には、「評価点の詳細を見てもわからんような資料出してくるな!」と、各議員から花田陽・公共施設マネジメント課長が責められ、一人で矢面に立たされていた。
そこには永野市長や、これまでも同委員会で答弁をしている土佐邦之・副市長も出席していたが、
議員も「委員会をなめとんのか!」といった発言を花田課長にはしても、
「土佐副市長、上席として、どんな指示出しとったんや! 責められる時は、部下に任せて馬耳東風か? 永野市長もそうや! 職責を果たさんかえ!」とは言わなんだ。

 

ここを突かんと、何で不十分な資料で委員会に臨んできたかわからんではないか。

 

それとも委員もグルで、「もっと詳細を示せ」=「現在地が勝つように数字を調整せよ」との意味だったか?
確かに議員は吉野連合町会長に媚びることで、各町会長から票がもらえる可能性があるしな。

 

委員会全体がそうではないだろうが、元々信用ならん議員ばかりなので、そのように勘ぐられても仕方がないのだ。

 

 

3.「1922年の市制施行以来、一貫して市政の中心地である」ことは、時代を越えた汎用性をもつか?
「昔のママで行け」というなら、その中心地と言えば「ものの始まり、みな堺」の言葉通り、堺を日本国の首都にするかと考えてみればよい。
都は京都だったんだから、皇居も京都御所に移すか?
蝦夷地なんか人が住めた場所ではなかったし、東北も琉球も今の日本国籍を持つ多数派が住んでいた地域ではないのだから、引き揚げるのか?

 

それとも泉南までを岸和田藩として自治体再編するのか?

 

そのような主張まで一貫して行い、選挙を経ているならば、その主張にも一定民主性はあろう。
しかし、市長選挙時、永野市長候補が市庁舎についての歴史などを、
市庁舎建て替えは、現在地でと、
どこで語ったのか?

 

ひたすら「中核市」との、市民を将来地獄へと誘う夢物語を語っただけでではないか。

 

 

 

こんなまさに民主主義を永野独裁でひっくり返すようなクーデターを日々やられて、黙ってられるか!

 

市民は今こそ、その怒りを形にして表さねばなるまい。

 

具体的には、2月5日~実施可能な永野市長リコールと、和泉市のように市庁舎の場所について、住民投票して決めることだ。

 

4月の統一選挙と同日であれば、費用も削減できる。

 

住んでいる人々の多くの合理的理由のある要望でなく、一部の権力者が好き勝手にルールをも捻じ曲げて決めた施策と、どちらを選ぶのかを、主権者である住民に直接問うて決めよ。
それこそが、維新が好きな「民主主義」というものだ。

 

ハシシタ氏も
2018年10月に上梓した、憲法学者の木村草太氏との対談本『憲法問答』の中で

 

憲法は宗教本でも思想本でもない! 憲法というものはなんなのかを理解していない人たちが国会議員に多いんだと衝撃を受けました。 でも僕自身がそういう政治家を誕生させたんだから、衝撃を受けたって仕方がないんだけどね・・・・・・。 そこは反省しながら、でも憲法の基本を知らない人たちが今、国会議員をやっていて憲法を論じている。 びっくりします」

 

と、維新の国会議員が、議員としてどころか公務員としての「基本のキ」である憲法を知らないと「反省」している。

 

維新の息のかかった政治屋は、ホンマ、もういっぺん、公民の授業を受け直してから選挙に出てこい!!

 

 

 

 

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