人食いアメーバなみに、ヒトを食い散らかして成長してきた永野家という政治勢力
「人食い」と聞けば、「高校鉄拳伝タフ」のモデルとして、高橋“人喰い“義生のリングネームにした、元藤原組、パンクラスの高橋氏が思い浮かぶのだが、永野家の「人食い」は首狩り族のような儀礼や伝統でもなく、単に自身の利権のために行われるようだ。
岸和田市議会で食われた側からそれを明かす。
1.岡林憲二(自民)
2003年春、二人の自民系新人候補が岸和田市議会に当選する。
一人は岡林氏、もう一人は信貴芳則氏だ。
この時、永野家に食われたのは、同じ小倉のだんぢりを曳く信貴氏ではなく、当て馬として中山太郎秘書から選抜された岡林氏だ。
岡林氏自身は秘書として、泉大津市や忠岡町の担当で、岸和田市担当ではなかった。
タマとして使われる立場にはあったが、このタイミングでの出馬は、永野コントロールが効かない信貴氏を引きずり下ろす役目を担わされての出馬だったのだ。
当然、永野家と一体になったヤノコントロールも効いていたろう。
ところが、信貴落としのはずが、信貴氏が当選してしまうと、岡林氏の役目はなくなる。
そうなると永野家は興味がなくなり、岡林氏から離れていく。
岡林氏もバカではない。
本来、自民党岸和田市部を山田幸夫氏の後、年齢的にも牽引役であったはずが、ヤノ一派に支部を牛耳られると、役員就任どころか、支部への足も遠のいた。
“西大路ゴールデンロード”と私が名付けた矢野繁和邸、鳥居弘司・元自民岸和田支部支部長の妻の実家=白草毛織、阪和水道土木が並ぶ町並みからも、岡林氏でなくとも嫌気がさす関係が見える。
阪和水道土木との丸投げ関係な人材派遣のトラストは、元々ヤノコーポレーションの総本山、都ビルに鎮座し、左手はヤノ、以前の右手にトラストが入居してい(現在は土生町に転居)。
岸和田市議会のパワーバランスを示しておくと、エッツジ~こと稲田悦治→京西→金子との図式になっている。
エッツジ~の強さは、後に控えるヤノやターチの威光による。
京西且哲氏は、中山太郎公設第1秘書として東岸和田駅前の橘保育園開設許可を根回ししたことで、橘建設から支援を受け、市議となる。
その際、中山太郎オヤジの名簿を盗み、同じく秘書であったターチにしばかれ、包帯ぐるぐる巻きの刑に処せられる。
京西氏は「転んだ」と言い訳していたが、先にあった府議選での永野孝男パパの出陣式では、ターチに胸ぐらをつかまれ、包帯の理由もバレてしまう。
そんな半グレにすら入れてもらえない京西氏が、右翼団体三和塾の支援を受けて当選してきたエッツジ~に、ヤノパワーが加われば、恐れないはずがない。
そんな京西会派に入れてもらった金子氏は、市長選挙でヤノ支援を受けたにもかかわらず、私の落選運動で見事落選した西田武史氏と共に、維新化計画を永野家から持ちかけられていた。
今となっては、維新&日本会議の奴隷組織となり、卒業生であるシニアも眉をひそめる岸和田青年会議所(JC)での同級生、少林寺拳法との共通点もあって、金子氏は永野耕平市長と水面下で共闘する。
耕平府議選で、浜の票がない耕平氏は金子と協力するが、永野家と共闘しても、WINーWINな関係になるはずもなく、
当選後の維新入りの話を、金子&武ちゃんが蹴ったのは、選挙を通じて、自分たちが永野家に食われているだけの存在でしかないと知ったからであろう。
それでもヤノと言う大きな傘の下で、永野家に楯突くことができない哀れな存在である。
3.宇野慎吾(維新)
同じ維新でなぜ?と疑問に思う読者もいようが、次の選挙で耕平氏は宇野氏を切っている。
そもそも耕平氏が宇野氏を担ぎ出したのは、岡山町を主とする宇野親戚票目当てにほかならない。
それは耕平2万165票、宇野2万6639票でも一目瞭然だ。
市長候補が、市議候補の75%しか得票しないような選挙なぞあるのか?
しかし、宇野氏の利用価値もそこまでだった。
自ら言い出した報酬3割カットをしているのに、高額会費のJCに事業者でもないのに入らされるなど、議員として出ていく負担は強いられ、生まれたばかりの赤子を抱えて飯が食えぬとばかりに府議転身する前田将臣氏も含め、議会では彼らの愚痴は有名だ。
「永野が言うので・・・・」
このセリフを聞いたのは、26全市議だけではなく、私や政治に関心のある多くの人々が含まれよう。
永野市長自身が今井豊(貝塚 維新)府議の奴隷としてコントロールされているのに、その奴隷に更にコントロールされるのはたまったもんではないだろうなぁと、若い二人はかわいそうにと見られている。
そんな奴隷化されている市議ならば、市長として今後も使い倒すべきだと思った読者、それは甘い!!
永野家では、自分の足元の泥がはねそうになれば、直ちにその靴ごと捨てる習わしなのだ。
岡山町では、この年末、違法の町会推薦を誰にするかの会議で、一本化に失敗する。
結果、宇野氏と河合建緒・岸和田市こども会育成連絡協議会 会長の二人が同町から出馬する。
地元票で言えば、宇野氏は河合氏よりも弱い。
これで使えなくなったと判断された宇野氏に、永野市長は維新公認を出さなかった。
私はその話を聞いた時、耳を疑った。
支部長が、現職市議を公認しない?
若い女性候補を立てると聞かされていた宇野氏にしても、自分が地元で外されるとは寝耳に水であったろう。
泣きつく先は、永野家とは対立している(と言うか、維新で永野家に協力している勢力は、耕平氏の府議時代の同期のみだが)遠藤敬・衆議員と長堀本部しかない。
何とか維新から出馬できることになったものの、宇野しといてはヒヤヒヤものだったろう。
宇野ママの旧姓「石田」親族(藤原氏)によって用意された荒木町の維新岸和田本部も、永野家に利用されただけだった。
1棟丸ごと使わずに202号室だけしか賃料も払わず、他の借り手もなく、これだけでも踏んだり蹴ったりなのに、恩を仇で返されようとは・・・・
そういえば、前田氏も挨拶周りで「永野とは関係ありませんので。 維新として出馬します」と言うて回っている。
これぞ彼の本音だろうが、山手では、孝男パパと軽トラで回らされているそうだ。
「永野来よったで! 塩まいとけ!」との扱いな永野家とまわることで、余計に票を減らすことになるのではと他人事ながら心配する。
この市長を使わずに、18選挙区内で唯一、岸和田市内で神谷昇(自民)衆議員の得票数で負けている遠藤氏を使うポスターを見ても、永野離れがわかろうものだ。
他にも永野家では、他にも竹山修身・堺市長選対に、堺市民間保育園連盟会長、大阪府保育協議会会長の職を利用して、孝男パパの弟である永野治男氏を送り込み、スパイ活動に余念がない。
岸和田では、「モサドか永野か」との声が聞こえるほど、人を食い散らかして自分だけが私腹を肥やす永野家のこの鬼の所業を、自らも食われる存在である市民も知るべきであろう。