たかひら正明と見つめる岸和田

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維新と公明の密約合意文書で明らかになったのは、互いの無脳ぶり

12月26日、先日から子どもの喧嘩をふっかけていた松井一郎(維新)知事が、公明との「住民投票やるで!」密陽区文書を公開した。

 

掟破りの手法である。

 

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そして、自分たち維新と公明のバカさ加減を天下に知らせることとなった。

 

私は永野耕平(維新)岸和田市長のことを無能ならぬ「無脳」とキャッチフレーズをつけている。

この点では、維新創始者であるハシシタ氏とも意見が一致するようだ。

ハシシタ氏は、憲法学者木村草太氏との対談本『憲法問答』を10月に上梓し、

その中で

憲法は宗教本でも思想本でもない! 憲法というものはなんなのかを理解していない人たちが国会議員に多いんだと衝撃を受けました。 でも僕自身がそういう政治家を誕生させたんだから、衝撃を受けたって仕方がないんだけどね・・・・・・。 そこは反省しながら、でも憲法の基本を知らない人たちが今、国会議員をやっていて憲法を論じている。 びっくりします」

と、維新の国会議員が、議員としてどころか公務員としての「基本のキ」である憲法を知らないと「反省」している。

 

維新は、内部で軍隊のような階級社会となっている。

前田将臣宇野慎吾(維新)岸和田市議が、永野コントロールを受け、言われるがままに従っているのは、滑稽を通り越してかわいそうに見えるが、それも維新の旧日本軍のような体制に起因する。

前田氏は永野氏から離れて府議選挙を行う決意で、宇野氏も自身の右翼性も含めて維新とは合わないので離れようとしたが、結局等の看板がなけれべ市議選がキツイと悟ったようだ。

永野氏は公認を出さず、遠藤敬(維新)衆議員に泣きついたと聞くが、これは後日、別項で書く。

 

そのような無脳国会議員の下僕である地方議員は、それに輪をかける。

それが分かっているからこそ、危機感を抱いたのか、吉村洋文(維新)大阪市長は、2015年統一地方選挙で弁護士に「維新候補にならないか?」と問いかけるビラをまいている。

 

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後述するが、吉村氏自身が弁護士としての技量に疑問があるのに、同じ程度の「腐っても鯛」と言うしかない弁護士を募集するなんぞ、へそが茶を沸かすわ!

 

このビラを平たくいえば、「弁護士として食えないなら、維新議員となりませんか?」との意味だ。

2011年府議当選しながら、現職として2015年には自民新人の田中一範氏に2万4071:2万1021で負けた置田浩之阿倍野区)元府議とか、

オカンが市民派議員であったのに、正反対の維新に行った尾﨑夏樹箕面市議とかね。

尾崎氏に関してのエピソードをご紹介する。

尾崎夏樹弁護士 に関する 緊急声明 関西大弾圧救援会
2015年03月28日 09時57分42秒
https://blog.goo.ne.jp/kansai-dan/e/3d99869fd8257989658cdcefa4c351eb

より抜粋。

尾崎氏は、2012年11月13日、放射能汚染の危険性があるがれきをごみ焼却場で燃やすために、此花区民ホールで行われた大阪市主催の「震災がれき焼却説明会」において、抗議をした市民をハシシタ氏と大阪府警のコラボによって不当逮捕がなされる。

尾崎氏は、その弁護を関西大弾圧救援会から依頼を受け、弁護団の1人となる。

裁判は公判前整理手続きを経て2013年11月28日、大阪地裁で懲役8ヶ月・執行猶予2年の不当な有罪判決が下されました後、控訴がなされ、2014年10月から大阪高裁による審理が行われたものの、2015年1月26日、控訴は棄却され、有罪が確定している。

ところが、控訴審の審理中であった2014年11月29日、尾崎氏は大阪維新の会から大阪府会議員選挙(2015年4月)への立候補を表明。池田市内で橋下徹氏らとともに街頭演説を行ったのだ。

 

これは、“潜入”なスパイ行為ではないのか?

 

まさかこの功績によって、維新入りできたってことか?

 

維新国会議員の無脳さは、立法府の責任を果たす本務の法案作りでも明らかである。

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このように彼らが「100本ノック!」などと名付けた、出しただけ法案は全て廃案となっている。

 

議員の骨子は、衆参議院や内閣の法制局が肉付けし、他の法律と齟齬がないかどうかを吟味してくれる。

それでもせめて全身の骨格をつくって持ち込まねば、指先だけの骨を差し出しても全身の肉付けができるわけがない。

法案全文こそ、維新は公開すれば良いのに、この度は逆ギレ文書を公開した。

 

密約は今回が初めてではない。

共産党へも秋風を吹かせたのに、逃げられている。

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私自身、“保守本流”を名乗るのは、政治家として「保守の知恵」を得たいと望んでいるからであり、5.15事件で撃たれながらも「今撃った男を連れてこい、よく話してきかすから」と最後まで対話の姿勢を示した犬養毅をはじめ、石橋湛山伊東正義などを“真の保守政治家”と考え、安倍ちゃんの好きな岸信介においても、その勉強熱心で米からの独立を目指した姿勢については学ぶべきところがあると考えている。

 

そのモノサシから見れば、維新など無脳としか言いようがない。

それは今回の密約文章でも露呈している。

 

これを作成したのは吉村氏である。

吉村氏は弁護士として、家鋪隆仁氏の遺言書の件で、隆仁氏の金魚のフンだったボーイズの相原康司氏にすら詰められているほど無脳です。

武富士代理人としてスラップ訴訟を仕掛けたりしている時点で、「金だけに動くんかい!」と言うしかないが、その仕事ぶりは、サラ金の過払い請求のようにフォームに則った仕事はできても、契約書すらも満足に書けないのでしょうね。

 

 

オマケで、私がこの文章をパクらせたもらった吉富有治氏のFBでのコメントをつけます。

こんな程度の書面で詰められている公明も無能だけどね。

 

 

オマケ

1.吉村弁護士の仕事ぶり

中身もなく、筋も通さぬ吉村洋文(維新)大阪市長の駄々こねと、サンフランシスコ市長の大人の対応。
http://mitumerukisiwada.seesaa.net/article/462105007.html

より

 

ちなみに、吉村弁護士は、家鋪隆仁氏の遺言書作成に携わり、遺言執行者として任命され相続などの依頼を受けていた(後日、遺言執行者は辞任)。
吉村弁護士は、、「そこまで言って委員会」や「たかじんNOマネー」、果ては沖縄ヘイトで番組が東京MXから消えた「ニュース女子」を製作したボーイズの代表、相原康司氏がたかじん氏に紹介し、

たかじん個人事務所「P、I、S」の顧問弁護士となっていた。

相原氏は、「たかじんの一番の子分」として、百田尚樹デマ小説『殉愛』に頻繁に登場し、たかじん氏とさくら氏の婚姻届の保証人となったと書かれている。

この後、吉村弁護士は、さくら氏に契約解除される。

その寸前、「法知識は全くない」と自認するたかじんマネージャーの小丸さんや、相原氏にすら詰められて、従っており、弁護士として、依頼人を守ることすらできていない。

弁護士として十分な仕事をできずに、魑魅魍魎の政界で政治などできるはずがない証明のシンボルとして、これからも、吉村市長には、恥の上塗りを重ねてもらいたいところ。

 

 

2.吉富さんのコメント

吉富 有治
2018.12.27 7:21
 すでにメディアやネットで出回っている、維新と公明党が結んだ「合意文書」です。わたしが入手したものをアップしておきます。

 日刊スポーツでも指摘しましたが、両党が文書で証拠を残したにしてはお粗末の一語。書かれた文書の内容があまりにズサンで落とし穴だらけ。これが契約書なら基本的な体をなしていませんので、いくらでも多様な解釈が可能。だから松井知事に暴露されても公明党は様々な言い訳ができるのでしょう。

 それにしてもサインした公明党林啓二府議ですが、同党大阪本部の了解を得たものなのか、それとも独断でやったものなのか。もし前者なら公明党大阪府民、大阪市民に対してこれまでの経緯いっさいを明らかにする必要があるでし ょう。なぜ、こんな出来そこないの文書にサインしたのか、と。また仮に後者だとしたら、この府議有権者ではなく維新を見て政治をしていることになる。林府議の弁明も聞きたいところです。

さらに厳密に言えば、冒頭の「公明党大阪維新の会は」の「公明党」とは、党本部を指すのか大阪本部なのか、それとも公明党沖縄本部なのかもわからない。

 これに対して「サインしたのが大阪府議団の林府議だから大阪本部に決まっている」という反論が出そうです。ですが、文書に残す以上は、しかも公党が「合意文書」の形にする以上、第三者の検証にも耐えうるものでなければならず、そのため解釈の余地がいくらでもあるような文書では完ぺきとは言えないわけです。公明党が内容の曖昧さを逆 手に取って「『任期』とは知事、市長の任期のことだ」と打ち返してくるのは、このためです。

 誰ですが、この文書の原案を作ったのは? えっ、弁護士資格を有する吉村市長? へー、そうですか・・・(あ然)

 

 

 

 

9:44
 松井知事だけ批判してもいけないので、公明党の態度も批判しておきます。

 公明党大阪本部代表の佐藤茂樹衆院議員は昨夕の会見で、「合意文書は公表しない約束だっ た」と反論していますが、これはおかしい。この「合意文書」はいくらでも解釈可能な玉虫色のものだとしても、なぜ大阪府民、大阪市民に黙って維新と密約を結ぶ必要があったのでしょう。はっきりいって内容を見ても大したことはない。むしろ公明党が松井知事より先に公開していいくらいで、それを「公表しない約束」と弁明するのは、どこかやましいことがあるのかと勘ぐりたくなります。

 いわゆる大阪都構想の是非を問う住民投票を実施するには、法定協議会で真摯な議論をおこない、どこからどう突っ込まれても大丈夫な「特別区設置協定書案」を作り上げることか大前提です。公明党もそこを理解しているからこそ、合意文書に「慎重かつ丁寧な議論を尽くすことを前提に」という一文を入れ たのでしょう。そうでないと住民投票のスケジュールありきになってしまい、協定書案の中身がボロボロでも決められたスケジュールに沿って住民投票を実施してしまうことになりかねないからです。

 法定協議会で徹底的に議論をおこなった上での住民投票という流れなら公明党の姿勢も間違いではありませんが、それなら合意文書を隠す必要など最初からない。ごく当たり前のことだからです。佐藤代表の昨日の発言は自ら密約政治を認めるようなもので、かえって自分で自分の首を絞めている。

 維新の戦略・戦術は決して褒められたものでなく、かえって大阪府民、大阪市民にはハタ迷惑なだけ。けれど、公明党大阪本部の戦略はそれ以上にボロボロのお粗末さ。同党議員のみなさんも若いときに 読んだであろう『三国志』を読み直して勉強してください。戦い方の何たるかを。