岸和田市の地域猫計画、TNR(不妊・去勢手術)8頭目
岸和田市初の地域猫施策、第1号の不妊・去勢手術が始まり、発進しました! http://mitumerukisiwada.seesaa.net/article/463117710.html
でお知らせしたとおり、12月8日から岸和田市での地域猫政策がスタートしています。
今週は3回目で、市の職員も進捗状況の確認に訪れていました。
私もこの場所の猫を初めて見たのですが、毛並みが良い!
野良猫とは思えません。
目ヤニや風邪ひきの気配もない。
それだけ多くの方々が気にかけてくれているのですね。
今週は3匹を動物病院へ。
既に5匹は手術が終了して、野良猫から正式な地域猫へと変身してデビューしています。
姿の見えない子(ドラミちゃん)もいるものの、だいたい元気に姿を見せてくれているようです。
その前からデビューしているパイセンもいて、皆、仲良く暮らしています。
群から少し離れてボスがおり、ソフトバンクの宣伝に出てくるふてニャンに似ている感じがします。
でも、ふてニャンよりもかなり巨大で、この場所のボスとして、君臨しております。
ここにいる若い猫の多くは、ボスの子どものようです。
ハーレム化しております・・・・
動物のボスと言えば、先に餌をぶんどるイメージがありますが、このボスは子どもたちまで餌が行き渡った後にやってきて食べ始めるとか。
家系としてはビッグダディですが、林下清志氏と違って、デカイ!
ボスはまだ去勢していない(捕獲器に一旦入ったが、デカ過ぎて扉が閉まらず、逃げられた)ので、発情期より前にTNRしなければならないのですが、去勢すると喧嘩が弱くなって、無敗伝説を持つボスなのに、縄張りを若いオスに取られてしまい、この場から去ってしまう危険性もあります。
それでもTNRしなければならないのですが・・・・
捕獲された猫は、動物基金のチケットが使える一犬猫病院へと運ばれます。
なんと! 北摂地域から来てくれている方がいるので、帰りに送ってくれています。
他にも近隣他市から来てくれている方々もいて、岸和田市住民としてもいろいろな形で地域猫制度を進めなければと考えています。
12月議会では、米田貴志(公明)市議が、「地域猫の担当課を決めよ」と質問をしてくれましたので、階段で会った際にお礼を言っておきました。
大阪府市議会では、維新・公明が「殺処分ゼロ」に取り組んでおり、私も共闘していおります。
チケットをくれた公益財団法人どうぶつ基金は、ただいま、奄美大島で特別天然記念物であるアマミノクロウサギを食べているとの濡れ衣を着せられている野良猫たちの殺処分を止めるために、出張手術室をつくって手術をしまくっています。
アマミノクロウサギが減っていた原因は、野良猫やフイリマングース(駆除されまくり減少中)に食われているよりも、パルプ材目的の森林伐採や道路建設・河川改修・リュウキュウマツの植林などによる生息地の破壊や分断化、交通事故が主たるものだと考えられます。
開発工事などは「仕方ないね」としながら、人為的に持ち込まれたマングースは殺しまくり、濡れ衣の猫も殺処分するような施策は間違っています。
この度、生息データ自体が適当であったと奄美大島ねこ対策協議会が認めています。
どうぶつ基金の発表↓
実際のノラ猫は大幅に少ない!奄美市にノラ猫推定数7000匹の根拠説明を要請
2018年12月19日 12時35分 公益財団法人どうぶつ基金
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000033795.html
このようにずさんな数値をもとに策定された猫3000頭の駆除計画はすでに始まっています。
猫の駆除と殺処分3000頭は、このまま放っておけば10年も続くのです。
私たちは、引き続きユネスコの理念(多様性の尊重、非排他性)に反した「猫3000頭殺処分計画」の見直しを求めます。