たかひら正明と見つめる岸和田

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議会フロアで、毎議会終了時、隠密に行われる、大名行列だか、参勤交代だかの儀式

岸和田市議会では、市民に隠して行う儀式が多々ある。

その一つが、今回明らかにする、各会派控室へのお礼参りだ。

 

これは、議会最終日が終了した途端に行われる。

3Fにある議員フロアの廊下での大行列。

先頭は永野耕平(維新)市長や小山&土佐副市長、それに先程答弁を行う執行部席にいた部長ら30名強が続き、更に議会開催中も議会の後ろの隠れ部屋で答弁要員として待機し続ける100名超の課長が続く。

このように行列は、約150名で構成される。

 

本会議最終日など、討論自体が実質ないので、課長が待機する必要性すらないのだが、リフレッシュタイムのつもりか、大勢の課長も仕事をせずにひたすら待つ。

 

その行列は、7会派の控室へと順番に5名ほどずつが吸い込まれていく。

その様は、まるでラーメン屋での行列のようでもある。

 

私も「これ並んだら、何かくれるの?」、「俺も並んだら、会派控室で歓待してくれるの?」などと軽口を並ぶ職員らと交わすのだが、どう考えてもおかしな風景だ。

 

市長ら一行の大名行列が議長室を抜けると、次は京西且哲(刷新)&松本妙子(公明)の正副議長が会派を回る列に続く。

 

アホらしいと思っているのは、私だけではなく、職員も議員もそう思っている。

しかし、誰も「もうやめよう」とは言わない。

黙々と並び続けることを、毎議会続けているのだ。

 

こんな意味のない行事に時間を取られたいと職員が思っているはずはないし、この無駄な時間を消費するぐらいなら、やらねばならぬ仕事は山のようにある。

しかし、誰も「もうやめよう」とは言わない。

 

この風景をこれまでも何度も見てきたけれど、一向に改まることがない。

これを止めるのも私の仕事であろう。

 

自治体ではどうか、調べてみた。

大阪府松井一郎(維新)府知事と部局長ら執行部が、会派を回ってお礼を言う。

大阪市吉村洋文(維新)市長が・・・以下同文。

和泉市泉大津市も同じく。

 

泉佐野市は、部長は引き連れず、千代松大耕・市長が、会派を回るも、全部の海はかどうかは不明。

 

そして、堺市では、竹山修身・市長を含め、誰も会派控室を回らないとの返答を得た。

 

「無駄を削減」などとうそぶく維新首長は、無駄に部局長を拘束して税を無駄にし、反維新の竹山市長はそんな無駄をしない。

 

これが意味のないことだということは、私が尋ねた各自治体の議会事務局の回答で分る。

「決まったことではないので・・・・」「よくわかりません」

 

「こんな税金の無駄を明文化して、職員に強制できるわけがないでしょ!」と突っ込み、「岸和田のたかひらだけど・・・・ もう一回確認するね」と、名を名乗り、しらばっくれても無駄だと観念させて回答を得たように、議会事務局も隠さねばならないことだと分かっている。

 

市長のような政治家が、同じく政治家である会派を訪ねようが、好きにすればよい。

私の控室に来れば、「辞職挨拶か?」程度に声はかける。

 

しかし、なぜ職員が議員にお礼参りをせにゃならんのか?

議案の殆どは職員から出され、その作成に汗をかいている職員がいるからこそ、議会の中身が詰まるのであって、議員主体での議案作成となれば、議案など議会に上程できるのかと疑問である。

 

また、議員との交渉によって、施策を形作り、行うように段取りをしているのも職員であることから、お礼の挨拶は、議員が職員にするものだと私は考えるし、現に私も取り組んでくれた課題に対しては、職員にお礼を伝えに行っている。

 

そんな「お世話になった人にお礼を述べる」のではなく、お世話をした職員が、お世話になった議員に挨拶に行くのは、役場内で議員が偉そうにしていること起因する。

 

この挨拶によって、そっくり返り腹を出した議員は「俺は偉いので、市長も職員も挨拶に来る」と勘違いをし続け、職員は議員の恫喝に従い、口利きを通してしまう。

 

意味のない課長の待機も含めて、無駄な風習は岸和田市役所から根絶するしかない。