たかひら正明と見つめる岸和田

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市民サービスを切って、中核市妄想や土建屋に税金を流すことに血道を上げる岸和田市政

永野耕平岸和田市政に対してコメントを頂いた。

 

「予算削減してますが、ここまでしなくてもと思う」

ベルサイユさん

 

数ヶ月前のたかひらさんのブログで、いよやかの郷の閉店について読んだことがあります。知らされてない市民の多いことに、びっくりしました。私の友達が市民楽団してます。年に数回いよやかで、コンサートしてます。2月に予約入れようとしたら、閉店してますよと言われ、コンサートできなくなり、初めて知ったそうです。こんなに、市の体力ないから、もちろん中核市に移行するのは、諦めたのでしょうか?

今年、金婚式を迎える夫婦には、毎年渡されていた記念品の高砂の人形がなかったそうです。そんなに、岸和田にはお金がないのかと愕然としたと言ってました。

 

 

>ベルサイユさん

コメント、ありがとうございます。

いよやかの郷は、2019年4月以降、建て替えを含めた大幅リニューアルをするのか、廃止するのか、業者に売り払うのかすら決まっていない状態です。

中核市については、2020年3月末までが岸和田市のような特例市中核市に移行する際に、人口要件の20万人を割っていてもオマケしてくれる期間となっています。
その手続を考えれば、前回の9月議会がタイムリミットでしたので、今後は20万人を超えなければ申請できません。

現実的に人口減の岸和田市では、無理となります。

 

2019年4月に特例市から中核市移行した八尾市の人口は1994年から1万人を緩やかに減らしてはいますが、約27万人となっています。

法で人口要件を課しているのは、人口減少を想定していないが、人口増のカーブが急である(今後,更に増える見通し)か、現時点で20万人を大きく超えて余裕があるかの市を対象としているからです。

 

これは、わかりやすく言えば、国や府が1万円市に渡して代わりにやってもらっていた事業を、市の事業とするので、その補助金は8千円に減らすよといったものです(金額は正確ではありません)。
市がやることになって、自由度は増しますが、その分責任は増え、経費負担も増えます。
なので、その分を余裕のある人口や増える人口から市税という形で埋め合わせをすれば良いとの制度設計がなされています。

 

要は、地方分権に名を借りた国や府による責任逃れで、世界一“自己責任”が好きな国民性に鑑み、「そんなに自己責任が好きなら、自分たちの生活に最も近い市町村に市民サービスを丸投げするのでやれば・・・ 失敗するかどうかは、市民がどれだけ市町村と汗をかくかにかかっているので、自己責任でやってちょうだい」ってこと。

 

ところが、岸和田市のように無理をすれば、市民サービスを削って、絶対やらねばならんが予算が不足してる事業に金を回すしかなくなります。
それがどの事業なのか、将来削られる時期になってみなければわからないのです。
これが、中核市反対派が「○○が高くなる」とか「○○のサービスがなくなる」と具体的にハッキリ言うことができず、歯がゆい思いをしている点です。

 

岸和田市が財政で厳しく、市民サービスが削られているのは、金婚式の記念品だけでなく、ゴミ袋の有料化でも、その収益をゴミ収集費用の一般会計に組み入れていることから、市民は分かっていたはずです。

ところが、そのような市民サービスカットを議員も市民に知らせずにきたし、市民の怒りも大きな声となってこなかったので、市長も議会もやりたい放題しているといった現状です。

 

私が中核市に反対するのは、国や府は十分な補助金を出し、市民サービスを切り下げさせるなとの理由からです。

永野市長が、自分で一切説明できない中核市構想を踏み台に、国会議員になろうとしているから、ではありません。

泉房穂明石市長もそのような権力欲が透けて見えていますが、彼が市長として行っている子ども施策などについて、私は賛同しています。

人を見て判断しているのではなく、個々の政策を見て判断していますので、そのへんをお間違えなきよう、お願いします。

 

岸和田市では、行財政改革プランでの市民サービスカットの反面、土建屋には余分に税支出をしています。

まだまだ土建屋様の城下町で、システムとして税金を土建屋に上納する岸和田市役所。 http://mitumerukisiwada.seesaa.net/article/454618488.html
でもお知らせしたように、
上松・山下市営共同住宅建て替え工事で、落札後も他社と比べてどこが良かったのか、入札業者だけでなく、議会にも市民にも知らされないプロポーザルで共同設計が落札した設計料は、基本設計1279万8千円+実施設計2962万4400円=4242万2400円。
65万2652円/戸と高額で、
1級建築士に訊いたところ、
「弊社なら2000万ぐらいでもやりますね(^O^) 役所の発注はこんなもんです。岸和田は指名競争入札だと思うので堺市のように単純な競争入札にしたらいいと思います。 設計料は算定基準が延べ面積やその他係数により国交省で定められていて、それをもとに各行政で予定金額の算定方法が決まってるので、同一の形状の建物だから手間を省けるとかの減額は反映されませんから業者にとっては美味しい仕事となる場合があります。 民間ならもっと安いということですが、設計に限らず建築も同様ですね」
との回答を得ています。

 

このような「土建屋ファースト、市民は黙って税金払え」との岸和田市政に、いつまで市民は黙っているのかと、その辛抱強さに呆れ返り、その酷さを市民にお知らせし、改善させているところです。