たかひら正明と見つめる岸和田

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父鬼トンネル5000 その2 飛んだヅラ 

比例復活ながら当選を決めた2014年選挙で、神谷氏は雨風に耐え、街頭演説を行っている。

しかも誰も聞いていない場所でだ。

 

有料観覧席設置場所となっているカンカン場の生協側の角地は、選挙カーを乗り上げて街頭演説をする場所に適しており、私も公明党も使っている。

 

私も夜間にそこで演説を行っているが、この時はコンディションが悪すぎた。

生協が建つ前なので、今とは環境が異なる。

18時の夕方とはいえ、12月では真っ暗に近い。

雨と風が吹く中で、カンカンベイサイドモールの買い物客だけに向けてするような演説で、臨海線を通る車列に「こんな天気の中でもよぉやっとる」と思われたいとの願望を、候補者でもある私は理解しても、一般有権者は理解すまい。

スピードを上げて通過する車列は、窓を開けて声を掛けるどころか、クラクションを鳴らしたりすることもなかった。

第一、18区の住民以外も頻繁に通る場所なのだから、せめて立つなら朝の通勤目当てにすべきだったろう。

 

今では政策秘書となった娘の郁画をびしょ濡れにさせることは忍びないと思ったか、男性秘書がさしかけるも折れそうになる傘の下で神谷氏は誰も聞かない、実効性も具体性もない「泉州復活!」を叫ぶ。

それは関西TVで放送されていた「紳助の人間マンダラ」で、松澤一之氏にサポートされる「モテない君」が、コーナー最後に行う絶叫~告白にも似ていた。

 

その“告白”を聞く者は誰もいなかったが、横に立つ人は何人かいた。

白のポールに青の幟。

「はよ終わらんかな・・・」

雨風や寒さがきつい時期である。

前回2012年に落選している神谷氏を今度こそ当選させようとの気持ちはもっていても、正直この寒さは身にこたえる。

ジャンパーや手袋をしていても、雨は布地を通過して染み込んできた。

皆がそんな気持ちで、「雨はかなわんな」と天を仰いでいたまさにその時だった。

風下に立つ支援者の持つポールにだんぢりを先導する者が持つ纏の馬簾(房のようなもの)が、突然覆いかぶさった。

 

何だ?

 

まるで魔法のように、幟が纏のように変化する。

暗い中でゴミでも飛んできたのかと目を凝らすと、それはヅラであった。

 

その主は神谷氏だが、「なんとか当選して権力と銭の定食を喰らいたい」との怨念にも似た邪神が彼の心を支配し、頭がスースーすることも気にならなかったのだろう。

 

支援者がキャッチしてくれなければ泉大津の神谷邸をも通り越した、彼にとっては命よりも大切なヅラであったが、演説終了後も、彼はヅラに気づくことなく、車に乗り込もうとする。

支援者はそこの駆け寄りこう言った。

「先生、これ、取れましたよ・・・・」

 

眼の前に突き出された黒いものを見るや、彼の目は点になり、それを支援者からひったくるようにして受け取り、カンカンのイズミヤへと一目散に駆け出し、その場に戻ってきたのは1時間を経過した頃だった。

 

マイクが使える時間はまだ1時以上残っており、その後は忠岡町ライフ前より神谷演説をお届けする予定だったのだが、それは中止となる。

そこでも誰も聞かない演説なのだから、やろうがやるまいが、投票への効果は同じだったかもしれない。

それでもヅラハズレの彼の心は慌てふためき、もはや選挙どころではなくなっていた。

 

 

ヅラ事件は、更にもう一度、今度は観衆の前で起きている。

ここで書いたものより2年前の出来事だ。

それについては次に書く。

 

 

 

祭礼が終わっても、22・23日はリレー・フォー・ライフ・ジャパン2018大阪二色の浜、その後用事で遠方に行く予定が急に入り、寝不足が完全に解消されぬままでブログがとぎれとぎれになっています。

 

10月祭礼へも行く予定がありますので、しばらくは日々更新できないことをお許しください。