たかひら正明と見つめる岸和田

あなたの“かかりりつけよろず相談員”としての使命に励みます!!          行政書士として法律を駆使して行政に切り込み、 防犯設備士として犯罪を予防し、 防災士として南海トラフ地震対策を行い、 柔道整復師として地域医療を発展させる!    役所や議員の問題など、ご相談ください。

7.24百条委員会その2 委員質問

はじめから茶番と分かっているものを報告するのも、筆が進まぬのだが、傍聴に行ったので、しかたなく書くことにする。

 

結論:

追い詰める証拠を取り揃えしていない、

追求する質問力がない、

役者全員を取り揃え、その場で、互いの証言の違いを互いで追求させない、

といった、そもそもの問題があるので、真相究明などできないし、もらったとされる側が「もらってない」と言えば、それ以上どうしようもないとはじめからわかっている予想どおり。

 

神谷氏は詳細について「記憶にございません」と繰り返し、「選挙で応援してもらう立場で、お金を渡したいぐらいだ」と強調した。

 
何事も追求したこともなく、違法な町会推薦で、町会長程度の視野の狭さで、自町や自地区だけの利益誘導を図る仕事しかせず、市全体を見渡す力すらない議会が、真相究明などできる能力があるはずもない。
質問が甘すぎるとの感想は、捜査関係者も私に語っていた。
 
議員が追求できないなら、せめて舞台設定でフォローすればよいのだが、渡した側の信貴芳則・元市長、 日田孝志・元自民党岸和田支部織部長と、もらった側の神谷氏、自民党大阪府連幹部、渡す場面にいた神谷氏の後援者などを全員揃えた舞台設定にすれば、特に素人である後援者がボロを出すような質問を時間差で行うようなテクニックを駆使すれば、「あれ、先程の神谷さんの説明と違いますね」などと動揺させることもでき、表情をカメラで捉えられるような席の配置にしておけば、誰がクロか、テレビ岸和田を見ている視聴者にも明らかになったはずだ。
 
 
質問を議事録風に書く必要もないだろうから、要点だけ書くことにする。
 
1.南 加代子(公明) 40分
この人の質問でジ・エンドにしてよかった。
中身が良かったわけではない。
この後の9人がほぼ重複する質問だったからだ。
Q.日田孝志氏は100万円×2回、神谷昇氏に渡したと言っているが、受け取ったか?
A.NO

Q.金で自民党の推薦を得ることはどう思うか?
A.本来の候補は信貴氏でなく支部長(山田幸夫氏)のはずだった。
大阪は全国と異なり、支部が推薦を決めると、総支部を飛び越えて府連に行く。 11月の補選もそうだった。
なので、総支部長としては推薦に関わっていないし、関わったとしても力がない。
 
Q.信貴氏は「神谷氏が推薦に最も力があった」としているが、認識違いか?
A.自民党とは、市議・府議時代を経て、泉大津市長にあったときには縁が切れた。 中山太郎(自民)元衆議員秘書の経歴を持つ日田氏が府連に根回しした。 
私の活動する場面は殆どなかった。
 
Q.山田支部長の出馬意向は知っていたか?
A.YES
 
Q.日田氏と会った時のことを説明してください。
A.市長時代の恩人が「岸和田で力のある人なので、会っておけ」と仲介してくれ、自分の選挙を有利にするために3人で会った。 信貴氏とは関係ない。
当時の手帳に記載はないが、会った記憶はある。初めは堺の料亭宿院の割烹もち月 一味庵)ではなかったか?
店の形状は掘り炬燵で、日田証言通り、100万円の束を私の座布団下に入れたとするなら、向かいの日田席との距離が遠い。
日田氏に私が選挙で応援してもらう立場で、お金を持っていきたいぐらいの感覚。
 
100万円は信貴氏→日田氏とどこの金をどう渡したかなど、ファジーだが、渡し先はきっちりしている。 通常逆だ。
 
Q.受け取った後「一生懸命頑張らせてもらいます」と言ったとの日田証言はどういう意味か?
A.そもそも信貴氏→日田氏へ金は渡ってないのではないか。
 
Q.2013年の大阪市鰻屋、吉寅での面会について、教えてください。
A.当時の手帳に記載がない。 一味庵の記憶はあるが、吉寅の記憶は蘇ってこない。
 
南氏ここぞとばかりにQ.「一味庵」と私は言ってないが、そこはなぜ正確に覚えているのか?
A.日田記者会見の領収書に書いてあった。
2回目に会ったのも、仲介者が連絡を取ってくれたのではないか? 私から「会わせてくれ」と言った記憶はない。
10月24日、体調不良で山田氏は出馬を断念している。
 
この後も南氏は、新聞等での信貴氏&日田氏による渡した側の主張について何度も質問するが、神谷氏は、全てを否定し、「事実無根」とした。
 
神谷氏:
11月7日頃、信貴氏が府連に上申書を提出した。
この7~9日にかけて、私は沖縄に行ってた。
信貴推薦は、7日の夕方、国際会議場で、竹本直一府連会長&衆議員への上申書を持参して決定した。
 
Q.日田氏の虚偽発言について、刑事告訴を検討しているか?
A.ずっと検討している。
 
この質問で、たかひらが補足して突っ込むなら、以下の3点。
・日田氏と会った際の仲介で、同席した後援者も同時に呼べ。
・事前通告なく、日田氏と会った前後の時期の日記をコピーさせよ。
・府連への信貴推薦上申書が出た11月7日前後の、神谷携帯の通信記録出せ。
 
 
2.井舎 英生(新生 幹事長) 15分
南委員との重複質問多し。
「神谷氏の記憶に無いのに、なぜ我々の記憶にあるのでしょう?」などと質問し、米田委員長に注意を受けていた。
 
Q.日田氏のガセ発言について、抗議したか?
A.私についての報道でもあり、自粛していた。
バタバタしていて抗議していないが、刑事告訴については何年かの猶予があるため、今後弁護士に相談したい。
 
Q.これまでも土日や祝日があり、夜間でも百条委の開催はできた。 これまで百条委での説明をしてこなかったのはなぜか?
A.国会会期中は、いつ質問チャンスが巡ってくるかわからない。 私も今国会で2回質問の機会を得ている。
国会議員にとって国会は、井舎氏の言うように、そんな生易しいものではない。
国会会期中、国会議員は命がけで国会に向き合っていて、時間の予定は立たない。
国会が終了したので、すぐに百条委に出席した。
 
 
3. 前田 将臣(維新 幹事長) 30分
少し毛色の変わった質問をしていたが、やはり重複質問や意味のない多し。
「等々」と語尾につけているのが気になった。
前田氏は市議になる前、「等々」などと使って話してはいまいし、私と話した際もそんな言葉は使っていなかった。
ニューヨーク在住前のピース・綾部祐二氏じゃないんだから、8ヶ月の市議生活で、“かぶれ”ブリを披露しているのは鼻につくので、よしなさい。
 
このあたりから重複質問や面白みのない質問を委員が連発しだしたので、傍聴席に対峙する形で米田委員長&池内副委員長と並んで座りながらも質問をするわけでもない京西議長もウトウトしだした。
YOUTUBEや自分のチラシでも使った能面顔が久しぶりにが見られて、笑った。
 
 
西田武史・市長候補予定者事務所へ、公開質問でご訪問。
 
 
Q.日田氏と会った際の話の内容は?
A.仲介者の顔を立てて会った。 日田氏が神谷応援を約束した。
 
Q.府連の会議に出たか?
A.信貴氏が11月7日に竹本会長に渡した上申書が推薦のスタート。 私は7~9日まで沖縄にいて関知していない。
新聞では11日に推薦決定されたと報道されている。
 
Q.2017年11月の市長選挙では、信貴氏が自民党新規党員70名の名簿と党費70万円を、神谷総支部長に渡したと報道されたが?
A.各衆議員は党員を新規で千名獲得せよと二階俊博自民党幹事長から言われていたが、2016年は成績が悪かった。
当時は西田武史・候補に自民党の推薦が出ており、信貴名簿によって神谷氏がひっくり返すことは不可能。
それらに関しては、「預かっといて」と鳥居弘司・支部長から言われそのままだったが、選挙後に府連へ持参した。
 
鳥居支部長と、信貴氏に支援者の二人を含め、5名で会ったことはある。
 
Q.報道後、信貴氏と日田氏に連絡したか? 最後に連絡したのはいつか?
A.難しい質問と回答に詰まった後・・・
日田氏とは、2年間は会っていない。 昨年の選挙では会った。
(注:神谷氏は、選挙前、西田事務所に為書きを持参しており、そこで会ったということか)
 
信貴氏とは市長選挙後(注:話のニュアンスからは2013選挙後か? 2017年選挙は11月26日投開票で、27日には日田氏の記者会見があり、二人が会う間がない)には会ったが、11月24日に私自身が和泉・岸和田の市議に10から20万円配ったとして炎上した。
 
Q.なぜ連絡しないのか?
A.自らを優位にするために連絡したなどと、誤解が生まれるため。
全国紙で前述の市議への寄付が報道されたので、一切連絡を取らないことを心がけていた。
 
4.稲田 悦治(岸和田創生 副幹事長) 5分
「できるだけ重複しないようにしたい」などと質問前に大見得を切った割には、重複する質問しかせず。
しかも時間も最短で、攻撃しないので、票を回してねというのが本音だろうとの忖度姿勢で恥を晒した。
 
恥かきタイムは早く終わらせたいとの気の焦りからか、米田委員長の指名前に話し出すことも多く、何度も注意を受けていた。
 
 
5.鳥居 宏次(自民) 5分
自民会派なので、党員でないくせに党を守る姿勢を見せることで、自民党信者から票がもらえんかしらとの浅ましい気持ちの現れか、神谷氏の党役員としての姿勢を問う質問に終始。
 
そんな忖度してねとの気持ちで作った質問で時間が持たせられるはずもなく、稲田氏に続く最短時間の質問でお茶を濁した。
 
 
6.池田 啓子(共産 副幹事長) 10分
Q.自民が山田氏と信貴氏に候補を絞った経緯について
A.VS維新として、原田栄夫・候補(注:2017市長選挙では、西田氏を応援し、自民は呉越同舟となった)に勝つため、保守候補で一本化する必要があると考えていた。
 
Q.200万円のお礼の電話をしたか?
A.受け取っていないのでしない。
 
Q.そのような噂があることを知っていたか? 知っていたならなぜか?
A.知っていた。 信貴氏が「兄貴」と呼ぶ人物が信貴氏に直接訊いたところ、「そんな電話はなかった」と回答している。
その「兄貴」は、神谷氏の有力後援者。
 
(注:
この質問をするなら、「兄貴」も神谷氏や信貴氏と並べて、その場で3者に問い、違いについても3人で争わせるべき)
 
 
7.金子 拓矢(刷新 幹事長) 10分
他の委員と同じく、「なるべく重複する質問は省かせていただきます」宣言するも、中身はない。
10月17日の自民岸和田支部大会での質問をした程度。
 
金子氏の声を聞いていて、私自身の声を似ているように感じた。
 
 
ここで、米田委員長が「2時間を経過しましたが、休憩をはさみますか?」と委員に問うが、中井氏が「時間も短いし・・・・」とし、他の委員も休憩を要求せず、そのまま続行。
 
8.中井 良介(共産 幹事長) 10分
重複と聞き違えの質問多し。
 
井舎、鳥居の両議員が「ボケてる」と言っている私のネタの発信元は議員や市職員だが、中井氏も議会傍聴で自分の原稿の順番がわからなくなり、無言の時間がすぎたり、質問趣旨が理解できないないようもあるなど、議会の仕事ぶりは前述2市議と同様にひどい。
 
 
9.副委員長 池内 矢一(自民 幹事長)
流れの確認。
もうええっちゅ-ねん。
 
 

10.委員長 米田 貴志(公明 幹事長)

最後のダメ押しで重複質問と、念押しがなされた。

 

Q.日田認識との違い
A.神谷氏が自民推薦に大きな力があると言っていただいているが、そんな力はない。
 
Q.10月4日と明言していないが、会った時のことが気になる。 日田氏より市長選について一言も出ていないか?
A.世間話の中では出たが、その程度。
 
Q.本日の証言は、日田証言とは食い違っているが、日田証言をどのように思っているか?
A.やましいことはない。
200万円の出処について、信貴氏は自分が出したと言ってみたり、母が出してくれたとか言っており、そもそも200万円が出ていること自体疑わしい。
名誉毀損を準備したい。
 

15:27 神谷氏が退席し、会も終了となった。