神戸市灘区篠原台の土砂崩れその2 土砂崩れ発生現場
住民も見た人は少ない、土砂崩れが起きた場所。
今回、ボランティアに行ったのは、時計台から左折した篠原台南だが、北でも土砂崩れは起きている。
この高さのダムの裏では、かなりの高さに泥が溜まっている。
ダムの天から2m弱だろうか。
ほぼ埋まっているように見える。
この更に上に、砂防ダムがある。
櫛状の砂防ダム。
この上が崩れている。
更に崩れそうな気配がある。
住民は、両ダムの土を掻き出してくれと願っている。
ここはバブル時代に開発されたが、途中で頓挫した住宅街。
すぐそばに山が迫っている。
元々神戸は、海と山が迫った場所で、その土をポートアイランドや六甲アイランドに埋めて、「株式会社神戸市」との異名を得ていたが、バブル崩壊と阪神大震災で、市の運営は厳しくなった。
浜手にタワマンが建っているものの、以前はマンションも山を切り開いて建てられていた。
住宅に向かうには、急峻な坂道をの登らねばならぬような土地で、山崩れは身近な危機であった。
篠原台南の崩れた場所。
下方に向かって、すり鉢状に崩れている。
ここで崩れた土砂が、前回も動画で示した、住宅街の広場に流れ込んでいる。
この崩れた場所のすぐそばでも、小規模に土砂崩れが発生している。
このフレコンバッグで止めているすぐ下には、特養建設が始まりつつある。
その擁壁の下には、10軒ほどの建売住宅が絶賛分譲中で、そこから住宅街が続く。
神戸にはえげつない坂が多いが、坂の上り下りが苦痛になれば、外に出たくなくなるのではないか・・・